今回は、スマホで撮影した写真をWeb用コンテンツとして使いたい。でも、縦で撮っちゃった。なんとか背景の左右を伸ばせないかな?
うん、よくあるね!そういう時。
始めからスマホ写真を使おうとしたときはスマホを横向きで撮影するんだけど、
何気なく撮った写真を使いたい時、上下だけをトリミングしてもイマイチ。そんな時に役立つ方法だね。
そんな時は、これから紹介するやり方を是非参考にして下さい。
過去のスマホ写真を使って、これからPhotoshopを練習するぞ!という人も是非真似して覚えてください。
では、いきます!
必要な大きさまでカンバスを広げる
こちら、元の写真はこのような状態で、縦長です。
まずPhotoshopにとりこんだら、目安となる赤いラインのようにだいたいの大きさを決めて、横長へカンバス範囲を広げます。
やり方は、始めに取り込んだ写真は『背景』レイヤーになっていて鍵がかかっているので、この鍵を1クリックして普通のレイヤーにします。
鍵マークをクリックすると、レイヤー0に変わります。
つまり、普通のレイヤーてす。
ロックを解除したら、切抜きツールで左右にカンバスを目標サイズより少し大きめに伸ばします。
この時左右に伸ばしたところが透明(灰色と白の格子状)になっていることを確認してください。
もし透明になっていなかったときは、レイヤーが背景のままになっている可能性があります。
再度この鍵マークがついてないか。
また、レイヤー名が「背景」になっていないか確認して、カギが付いていたらクリックして、レイヤー0にすることを確認してください。
左右の余白はPhotoshopの自動機能でのばす
つぎは、黄色く囲った線のように、長方形選択ツールで選択して塗りつぶしをしていきます。
ポイントは、元写真をほんの少しでも被せることです。
また、上の写真では両方を同時に囲ってますが、片方づつ選択して、
塗りつぶしを行って下さい。
片方ずつ行った方が奇麗に仕上がります。
試しに左右同時に選択範囲を作り塗りつぶしを実行すると、違いはよくわかります。
左側はうまく伸びましたが、右上はちょっと崩れてしまいました。
これくらいだったら直せるので気にしないでください。
右上が崩れてしまいましたので、次は崩れた部分を修正します。
コピースタンプツールで輪郭を修正
コピースタンプツールを使い、上手く輪郭が復元できるように慎重にクリックしていきます。この様に青い縁のラインと黒い背景が出来たら、第一段階クリアです!
次は不要な部分を消していきます。
不要な部分を投げ縄ツールで選択します。
選択範囲を作ったら、次は
- コンテンツに応じた塗りつぶし
この機能で一気に修正します。
コンテンツに応じた塗りつぶしを押すと、このように右側にプレビューが出ますので、上手く消えていれば、OKを押します。
もしうまく消えてくれてない時は、サンプリング画像(黄緑色の部分)を減らしたり、増やしたりして調整してみてください。
初めての時は少し難しく感じますが、数回やってみるとコツはすぐにつかめると思いますので、手持ちの画像で何回か練習してみましょう!
これで、左右を伸ばすことが出来ました。
伸ばした部分で違和感があるところは、スポット修復ブラシツールなどで調整してみてください。
せっかくなので、少し微調整をしていきます。
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コンテンツに応じた移動ツールで微調整
赤矢印のあたり、元の画像がギリギリのところで切れていたので、グラスの輪郭がうまく出ていません。
こんな時は、
- コンテンツに応じた移動ツール
で微調整していきます。
だいたい赤いラインのような感じで、近くから持ってくる画像の範囲を選択します。
するとこうなりました。すこし色に違和感があるので、上記で紹介した、
次は、
- コピースタンプツール
で微調整していきます。
するとこうなりました。
あとは全体を表示して、欲しいところでトリミングして完成です。
Photoshopで背景を伸ばして修正したまとめ
これで、縦長だった写真を横長コンテンツ用に修正することが出来ました。
ただし伸ばす部分が複雑だったり、固有な被写体が途中で切れてしまっている時は簡単にはいきません。
なので、まずは上記のような簡単な写真から練習を始めることをオススメします。
復習すると、
- 背景レイヤーのロックを解除する
- カンバスを広げる
- 片方づつ、編集→塗りつぶし
- コピースタンプツールで輪郭の再現
- コンテンツに応じた塗りつぶし
- コンテンツに応じた移動ツールで微調整
- 欲しい範囲でトリミングして完成
という流れでした。
一回見ただけだとうまくいかないところもあると思いますので、何度か見ながらやってみてください。
今回の内容は、『独学Photoshop』の本で学んだ内容のほんの一部です。
書籍で学びながら、購入者限定WebページではさらにPSDデータをDLしてより詳しく勉強できるので、これからPhotoshopを学ぼうとしている方には是非オススメです。
また、当ブログでもPhotoshopテクニックを紹介していますので、他の記事もご覧ください。
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