
スマホで撮影した縦長の写真。「Web用やSNSのヘッダーに横長で使いたいけれど、トリミングすると被写体が切れてしまう…」とお悩みではありませんか?

うん、よくあるね!そういう時。
始めからスマホ写真を使おうとしたときはスマホを横向きで撮影するんだけど、
何気なく撮った写真を使いたい時、上下だけをトリミングしてもイマイチ。そんな時に役立つ方法だね。
Photoshopを使えば、画像の左右や上下の背景を自然に引き伸ばして、欲しいサイズに拡張することができます。
今回は、最新機能である「生成AI(生成拡張)」を使って一瞬で背景を伸ばす最新テクニックと、
従来の「コンテンツに応じた塗りつぶし」や「コピースタンプツール」を使って細かく微調整しながら綺麗に仕上げる全手順を分かりやすく解説します!
Photoshopで写真の背景を伸ばす2つの方法
背景を拡張する方法は大きく分けて以下の2つがあります。
- 【最新機能】「生成拡張(生成AI)」を使ってワンクリックで自動拡張する
- 【従来機能】「コンテンツに応じた塗りつぶし」と手動修正ツールで細かく調整する
基本的には最新のAI機能を使うのが最も手軽でおすすめですが、複雑な模様や境界線を細かくコントロールしたい場合は従来の手動ツールを組み合わせるのがベストです。
まずは最新のAI機能から紹介します。
【方法1】最も簡単!生成AI(生成拡張)で背景を伸ばす方法
現在のPhotoshopでは、AI機能である「生成拡張」を使うことで、周囲のパターンを自動解析して数秒で自然な背景を作り出すことができます。
手順1:切り抜きツールを選択し、カンバスを伸ばしたいサイズに広げる

ツールバーから「切り抜きツール」を選択し、画像の左右(または上下)の枠線をドラッグして、伸ばしたい範囲までカンバスを広げます。
手順2:コンテキストタスクバーの「生成拡張」をクリックする
カンバスを広げると、画像の下部に表示されるコンテキストタスクバーに「生成拡張」のボタンが現れます。

「生成拡張」をクリックし、プロンプト(指示文)の入力欄は何も入力せず「生成」ボタンを押します。
※指示文を空欄にすることで、周囲の背景画像を自動解析して自然に補合してくれます。
手順3:生成された3つのパターンから最適なものを選ぶ

処理が完了すると、プロパティパネルに3つのバリエーションが提示されます。一番違和感のない自然な仕上がりのものをクリックして選択すれば完成です!
【方法2】手動で細かく調整!コンテンツに応じた塗りつぶしと修正ツールで伸ばす方法
AI機能を使わずに従来の手順でコントロールしたい場合や、伸ばした後の細かい違和感を修正する手順を解説します。
スマホで撮影した縦長写真を横長コンテンツ用に修正していく実践例です。
ステップ1:必要な大きさまでカンバスを広げる

こちら、元の写真はこのような状態で、縦長です。
まずPhotoshopにとりこんだら、目安となる赤いラインのようにだいたいの大きさを決めて、横長へカンバス範囲を広げます。
やり方は、始めに取り込んだ写真は『背景』レイヤーになっていて鍵がかかっているので、この鍵を1クリックして「レイヤー0(普通のレイヤー)」に変更します。

以下のようになって入ればOKです。

ロックを解除したら、切抜きツールで左右にカンバスを目標サイズより少し大きめに伸ばします。

この時左右に伸ばしたところが「透明(灰色と白の格子状)」になっていることを確認してください。
もし透明になっていない場合は、レイヤーのロックが解除されているか再度確認しましょう。

カギが付いていたらクリックして、レイヤー0にすることを確認してください。
ステップ2:左右の余白は「コンテンツに応じた塗りつぶし」でのばす

次に「長方形選択ツール」を使い、伸ばした選択範囲を作って塗りつぶしていきます。
ポイントは、元写真をほんの少しだけ選択範囲に被せることです。

注意点として、左右両方を同時に選択して実行するよりも、片方ずつ選択して塗りつぶしを行う方が綺麗に仕上がります。
ステップ3:コピースタンプツールで輪郭を修正

先程のステップ2の「コンテンツに応じた塗りつぶし」で伸ばしましたが、赤く囲った部分が上手く伸びてくれませんでした。


しかし、これくらいだったら簡単に直せるので気にしないでください。
綺麗に再現されている部分をAltキー(MacはOptionキー)でサンプル抽出し、慎重にクリックしながらラインや背景の境界線を復元していきます。

この様に青い縁のラインと黒い背景が出来たら、第一段階クリアです!
次は不要な部分を消していきます。
ステップ4:不要な部分を消してコンテンツに応じた塗りつぶしを適用

不要な境界線や崩れた部分がある場合は、「投げ縄ツール」でその部分を選択します。
選択範囲を作ったら、メニューの [編集] > [コンテンツに応じた塗りつぶし…] を選択します。
右側にプレビューが出ますので、上手く消えていることを確認してOKを押します。
もしうまく消えない場合は、サンプリング領域(緑色の部分)をブラシで増減させて調整してみてください。

初めての時は少し難しく感じますが、数回やってみるとコツはすぐにつかめると思いますので、手持ちの画像で何回か練習してみましょう!
これで、左右を伸ばすことが出来ました。

伸ばした部分で違和感があるところは、スポット修復ブラシツールなどで調整してみてください。
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ステップ5:コンテンツに応じた移動ツールで微調整

赤矢印のあたり、元の画像がギリギリのところで切れていたので、グラスの輪郭がうまく出ていません。
こんな時は、「コンテンツに応じた移動ツール」で近くの背景範囲を選択して移動させ、馴染ませます。

だいたい赤いラインのような感じで、近くから持ってくる画像の範囲を選択します。
するとこうなりました。すこし色に違和感が出た場合は、再度「コピースタンプツール」や「スポット修復ブラシツール」を使って周囲となじませるように微調整を行います。

微調整を加えた結果はこのようになりました。

最後に全体を表示し、必要な範囲でトリミングを行えば完成です!

Photoshopで背景を伸ばして修正したまとめ
今回はPhotoshopで写真の背景を伸ばす方法を解説しました。
最後に全体の手順を復習しましょう。
- 基本は「生成拡張(AI機能)」を使えば一瞬で自然に背景が伸ばせる
- 手動で伸ばす場合は「背景のロック解除」→「カンバス拡張」→「片方ずつ選択して塗りつぶし」
- 崩れた部分は「コピースタンプツール」「コンテンツに応じた移動ツール」で微調整する
複雑な模様や被写体が途中で切れている写真でも、最新のAI機能と従来の手動ツールを組み合わせることで綺麗に仕上げることができます。手持ちの写真を使ってぜひ試してみてくださいね!
今回の内容は、『独学Photoshop』の本で学んだ内容のほんの一部です。
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また、当ブログでもPhotoshopテクニックを紹介していますので、他の記事もご覧ください。
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