Photoshopで影を作る方法を簡単に紹介。トーンカーブとぼかし

Photoshopで影を作る方法を簡単に紹介。

偶然見つけた、家の壁紙に窓から差し込んだ光がもたらした、ぼんやりと浮かぶ影の様子をPhotoshopを使い真似てみようと思います。

切り抜きテクニックが必要なので、切り抜き方から学びたい時は、次の記事

Photoshop初心者向け切抜き練習素材10枚のビフォーアフター
Photoshopの独学を始めて是非覚えたい機能、切抜きツールの実例の紹介。写真の切抜きが出来ると楽しくなってくるよ!ビフォーアフター画像を載せているので参考に如何ですか?

の後半あたりを参考にして下さい。

では、いきます!

 

影を作る見本写真

影を作る見本写真

こちらは偶然壁紙に映った、写真です。

窓の外にある車のガラスに太陽光が反射して、窓辺においてある植物の輪郭をまるでプロジェクターで投影したような様子です。

見習い
見習い

プロジェクターってのは、かなり大げさだけど、偶然奇麗な様子を見かけたんだね。是非これをPhotoshopでやってみよう!

影の元となる植物の撮影

影の元となる植物の撮影

こちらが偶然光の影になった観葉植物です。

葉っぱの先はちょっと枯れてて、1本傾いてますので、必要な部分のみ切り抜いていきましょう!

ということで、このように切り抜きました。

植物切抜き

それでは、こちらを使って影を作っていきたいと思います。

 

影を作る元の壁紙の用意

影を作る元の壁紙の用意

こちらは壁紙を写真撮影した画像です。

こちらにさっきの観葉植物をコピペしたのがこちらです。

壁紙に植物をコピペ

このままでは影にならないので、貼り付けた観葉植物を壁っぽく黒くしていきます。

方法は、トーンカーブで黒くします。

トーンカーブとクリッピングマスク

ここでのポイントは、

  • トーンカーブで黒く影にする
  • 観葉植物だけに効果を付ける為、クリッピングマスクをかける

この2つです。

トーンカーブでは、右側(黄色い四角で囲ったところ)を下げると、色が黒くなってくれます。また、トーンカーブについてはこの記事を参考にしてもらうと、より分かりやすいと思います。

Photoshopで簡単なレタッチ加工の練習をやってみた。
Photoshopを使い、普通の風景を使って5つの方法でレタッチしてみました。余計な物を消したらり、光の差し込みを入れたり、太陽光をいれたり、影を作ったり。Photoshopを始めた間もない人は参考にどうぞ

そして、Altを押しながらレイヤーの境目をクリックして、クリッピングマスクを使うと、下の観葉植物レイヤーだけにトーンカーブの効果を付けることが出来ます。

 

影をぼかすのは、ぼかし(ガウス)

影をぼかすのは、ぼかし(ガウス)

先ほどトーンカーブを付けた観葉植物に、今度は、

  • フィルター ⇒ ぼかし ⇒ ぼかし(ガウス)

をかけていきます。

だんだんそれっぽくなってきました!

影ができたので、窓から当たった光を再現していきたいと思います。

 

光を当てる範囲の選択

光を当てる範囲の選択

次は光を当てる範囲を長方形選択ツールで囲んだ後、調整レイヤーの「明るさ・コントラスト」の効果をかけていきます。

レイヤーの様子

この様な感じで、選択範囲で囲った後に明るさ・コントラストを付けていきます。

そして、ここのレイヤー(明るさ・コントラスト)もぼかしを少し入れていきます。

するとこうなりました。

明るさにぼかしを追加

ちょっと影が濃く感じるので、不透明度を下げて、影を少し控えめにします。

 

影の濃さの調整は不透明度

影の濃さの調整は不透明度

良い感じになりました。

それでは、元の実際の影の写真と比べてみましょう。

影を作る見本写真

まぁ、似たようになったことにしましょう。

 

Photoshopで影を作ったまとめ

今回は、よく見かけるドロップシャドウとはちょっと違い、実際の写真から作り出した影をつくってみました。やり方をおさらいするとこうなります。

  1. 影にしたい写真を撮る
  2. 被写体を切抜く
  3. 投影する壁紙に被写体を貼り付ける
  4. 貼り付けた被写体をトーンカーブで黒くする
  5. 影っぽくぼかしを入れる
  6. 光が当たっている窓枠を長方形選択ツールでつくる
  7. 作った窓枠の明るさをあげる
  8. 光が当たっているように輪郭をぼかす
  9. 影っぽくするため、少し透明度を下げる
  10. 影と窓枠の明るさ調整を整えて完成

この様な流れです。

Photoshopを独学で勉強している人は、是非試して下さい。

思ったより簡単に出来ます。

Photoshopレタッチ・加工の本を見ながら、私なりに手持ちの写真でレタッチしてみました。

Photoshopレタッチ・加工 アイデア図鑑[第2版]

ちょっとPhotoshopを起動したことがある人でしたら、すごく分かりやすい説明です。

また、完成されたPSDデータもDLできるので、自分の作業と比較しながら独学ができるのは嬉しいです。

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