Photoshopで光の反射を消す簡単な方法を3つ紹介。

Photoshopで光の反射を消す簡単な方法

今回は、写真撮影した時に反射してしまった光を消す方法の紹介です。

上の写真みたいな反射で、光沢のあるお皿やガラス製品などツルっとした表面に、ライトや太陽光などが反射してしまった時に便利な方法の紹介です。

例えば、こんな感じ↓

写真に反射した光を消してみよう

これはハンドクリームを撮影した写真です。室内で撮影したところ天井の電気が反射してしまいました。

これと同じように、スマホで撮影した写真がなんか反射してしまった。

せっかく撮ったのに後から見たら光が反射していた。そんな時に反射が消せたら便利ですよね!

見習い
見習い

そうそう、時々メルカリとかヤフオクなどに出品しようとして撮影したけど、後で見たら光が反射してしまった。そんなことよくあるんだよね。だいたいは撮り直しするけど、どうしても撮り直しが出来ない時、そんな時はPhotoshopで出来たらいいな。ってよく思ってたんだよね。

スネーィル
スネーィル

それではさっそくPhotoshopで反射を消してみましょう!

光の反射を消した写真

どうでしょうか?

うっすらと反射している光はそのまま残ってますが、強く反射しているところは自然な感じにぼかして消すことができました。

また、ぼかしと言えば、

こちらも光を消す方法が出来ればほんのちょっと応用変なので、後でご覧ください。

また、反射加工や反射文字については、別の記事

で紹介してます。

(初心者の方には少し難しいかもですが、是非挑戦してください!)

 

本題に戻り、光の反射を消す方法は、Photoshop初心者の方でもすぐに使える簡単な方法もあるので、まずは次に紹介する3つをご紹介します。

フォトショップの独学を始めたばかりの人はきっと参考になると思います。ではいきます!

 

小さな反射は消しゴムのように消す方法

お皿に盛りつけた料理を撮影した時に、天井のライトがお皿に反射してしまいました。

料理撮影時に皿に照明が反射してしまった

また、

ツルっとっした素材(今回は電球)に光が反射してしまいました。

電球に反射してしまった光

こんな時の修正方法は、部分的な汚れという感覚で

  • スポット修復ブラシツール

スポット修復ブラシツール

を使い、消してしまいましょう!

 

スネーィル
スネーィル

こんな感じで消せました。

光の反射を消したお皿

電球に反射した光はこうなりました↓

反射を消した電球

小さな範囲の光の反射は、スポット修復ブラシツールを使うと簡単に消すことが出来ます。

先生
先生

スポット修復ブラシツールで、なかなか上手くいかない時は、

  • 直径サイズ
  • 硬さ

を変えて、少しづつクリックしていくと意外と簡単に反射を消すことができます。

 

スネーィル
スネーィル

せっかくですので、この電球を使って、ちょっとおまけの反射テクニックを一気に紹介します。

電球を使って反射させた合成写真

ノーマル電球

ちょっとくらいですけど、先ほどの電球を横にして撮影したものです。背景は切り抜いてます。

 

背景にグラデーション効果をつけてみた

背景に青のグラデーション効果を付けてみました。

 

レイヤーコピーでスクリーン

電球だけのレイヤーをコピー(ctrl+J)して、重ねます。そしてそのレイヤーをスクリーンにすると明るくなりました。

 

水平線を追加

イイかんじに水平線っぽくしてみました。

 

反射させて、波をくわえました

せっかく水面みたいな水平線だったので、電球を反射させてみました。そして、さざ波が立っているかのような写り込み効果を付けてみました。

見習い
見習い

おぉ!Photoshopで加工してるって感じだね。

ところでどうやってつくったの?

 

詳しくはこちらをご覧ください。

Photoshopの練習素材で電球を撮影&画像編集してみた
Photoshopの練習用として、電球を撮影し、その電球画像を編集してみた。撮影の様子と、画像編集の様子を紹介します。これからPhotoshopを学ぼうと思ってる方は参考になるかな?

 

また、同じガラス製品として空の瓶を光らせた方法も書きました。

この記事よりツールをもっと使うので少し難しいかもしれませんが、挑戦してみては如何でしょうか?

Photoshopを使い瓶の中に光を入れてみた方法を紹介。
ごく普通の瓶に暖かい感じの光を灯してみました。写真に演出を加えたい時に使える方法です。Photoshop初心者の方は是非参考にして下さい。レイヤー構成と詳しいやり方も分かるようにリンク貼ってます。

光の玉の作り方については、次の記事を参考にして下さい。

Photoshopで光の玉の作り方を簡単に紹介
Photoshopを使って光の玉の作り方を簡単に紹介します。3種類の作り方とそれぞれを使った画像も用意しましたので、Photoshopの独学を始めて間もない人は参考になると思います。

水面に反射させる方法については、こちらをどうぞ。

Photoshopで水面反射を使い奇麗な風景写真にする方法を紹介
Photoshopを使い水面反射のレタッチで、実際の写真より奇麗な風景写真にする方法を簡単に紹介します。また、ちょっとアレンジすると非現実的な合成写真もつくれたので、是非参考にして下さい。

 

光の反射を周囲と馴染ませて消す方法

続いては、もう少し大きめな光の反射を消す方法です。

光の反射を周囲と馴染ませて消す方法

この水滴がついてるトマトを写真撮影したところ、天井の照明が反射してしまいました。

それでは早速消していきます。

次に使うPhotoshopのツールは、

  • 修復ブラシツール

修復ブラシツール

です。

修正したい部分の近くでサンプル取り(Alt+クリック)をして、少しづつ反射している部分を塗っていくイメージです。

スネーィル
スネーィル

でも、慣れないうちはブラシで塗り重ねた部分の境界線が目立ってしまう時もあります。

そんな時は、その部分だけスポット修復ブラシツールを使って、違和感があまりないように光を消していきましょう。

 

修復ブラシツールで消した結果

それっぽくなったと思いませんか?

このトマトの写真の場合、水滴を残して反射だけが消えたのが良かったと思います。

スネーィル
スネーィル

正確にいうと、水滴を残したのではなく水滴もコピーして持ってきたのが正解ですが、良く見ないとわからないのでOKとします。

同じような反射の消し方では、コピースタンプを使う方法もありますが、だいたい同じような結果になります。

 

画像を貼り替えてしまう方法

画像を貼り替えてしまう方法

次は、このノートPCの画面に反射している光を消したいのですが、画面に映っている画像を残しつつ反射だけを消すのは、私のスキルでは上手く出来ません。

そんな時は、画像を貼り替えてしまいましょう!

簡単な合成写真みたいな感じですね。

 

まず、画面の範囲を選択して消します。

画面に映ってるものを消す

 

次に貼り付ける画像を用意して貼り付けます。

PC画面に別画像の貼付け

あとは、はめ込んだ画像が浮いてしまわないように『ぼかし・明るさ』などを少し補正して完成です。

雰囲気を合わせて完成

このような感じにしてみました。

スネーィル
スネーィル

完璧ではないですが、パッとみた感じではたぶん気が付かないはず!?

でも、こんな合成写真はちょっとやりすぎかな?

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慣れてくると、こんなのもできるようになってきました。

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まとめ

今回紹介してきた、光の反射を消す方法は3つ。

  1. スポット修復ブラシツールでゴミ消しのように消す
  2. 修復ブラシツールで付近の画像を被せ、境界線はぼかして馴染ませる
  3. 部分的に切り取って画像を貼り替える

これらの方法を紹介してきました。

慣れないうちは違和感があって、修正感が出てしまいますが、たくさん経験を重ねていくと自然な感じに仕上げられると思います。

是非、頑張って練習していきましょう!

 

他にも次の記事で紹介している、反射を修正する方法も如何でしょうか。

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グラデーションレイヤーを重ねて、自然な感じに修正した方法です。

参考にしてもらえましたら幸いです。

 

スネーィル
スネーィル

せっかくなので、グラデーションレイヤーつながりのPhotoshopを使ったレタッチ作品を簡単に紹介します。

Photoshopを使って光の差し込みをやってみた

焼き込みカラーにした結果

Photoshopを使うと、こんな感じ↑にすることも可能です。

スネーィル
スネーィル

先に結果を載せてみましたが、元は下の写真です。

こちらが元の写真↓です

修正前の写真

夕焼けがすごく奇麗というわけでもなく、緑も暗くてイマイチな写真でしたが、先ほどのようにちょっと奇麗な感じに光を差し込ませることができました。

では簡単にやり方を説明します。

調整レイヤー追加

まず、調整レイヤー『明るさ・コントラスト』を追加します。

明るさ150%

先ほどの暗かった写真の明るさを150%にして、全体的に明るくしてどうなるのか確認します。

 

スネーィル
スネーィル

調整レイヤーの『明るさ』で結構明るくなることはわかったので、この効果を部分的に利用するようにしましょう。

その為には、調整レイヤーを被せながらもその効果を黒く塗って無しにします。

黒く塗る

  1. ペンツールに持ち替えます。
  2. 描画色を黒にします。
  3. 一回全部を黒く塗りつぶします。

調整レイヤーを黒く塗る

こんな感じで、まずは調整レイヤーを一回黒く塗ります。

つづいて、明るさがほしい部分だけ白くぬり、効果を引き立たせていきます。

欲しいところだけ白く塗る

この白くなったところだけに明るさ150%の調整レイヤー効果をかけていきます。

部分的に明るくなった

見習い
見習い

おっ!光が差し込むような感じで明るくなったぞ!

次はグラデーション効果を被せていきます。

グラデーション効果

とりあえず、こんな感じでやってみましょう。色は後から変えられるので、なんとなくのイメージで大丈夫です。

このグラデーションのタイプを決めたら、これ↓が重要です。

レイヤーの種類を調整

今回は『焼き込みカラー』にしてみました。

すると・・・

焼き込みカラーにした結果

このように、さっきの写真の上にグラデーション効果がかかったようになりました。

Photoshopを使ったことで、なんとなく光が差し込んでるような感じにすることが出来ました。

また、光の差し込みについては

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光の当たり方については

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をご覧ください。

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