
「映画のワンシーンのように、人物や物体がファッと粒子になって湧き上がったり消滅したりする演出を作りたい!」と思ったことはありませんか?
一見難しそうに見えるこの「粒子エフェクト(ディスパージョン効果)」ですが、Photoshopの標準機能である「ゆがみフィルター」と「レイヤーマスク」を組み合わせるだけで、初心者の方でも簡単に作成できます。
今回は、誰でも迷わず作成できるように、たったの4ステップで丁寧に解説します!
≪粒子エフェクト作りに必要な2つのポイント≫
今回の加工で重要になるポイントは以下の2つだけです。
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フィルターの「ゆがみ」: 被写体の色や形を外側にビヨーンと大きく引き伸ばす
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「レイヤーマスク」+「カスタムブラシ」: 引き伸ばした画像を散乱ブラシで粒子状に浮かび上がらせる
この2つの機能を組み合わせることで、まるで砂や粒子が飛び散っているかのようなリアルな表現が可能になります。さっそく作成していきましょう!
【簡単4ステップ】Photoshopで粒子エフェクトを作る手順
まずは全体の下準備から仕上げまでの流れを順を追って進めていきましょう。
ステップ1:元画像を用意し、被写体を切り抜いて複製する
まずは、粒子にしたい被写体(人物や物体)を切り抜いて別レイヤーに分けておきます。

今回はこちらの写真を使って、粒子の作り方を紹介します。
まず、粒子にしたい部分を選択範囲で囲み、コピーして新規レイヤーにペーストしておきます。

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ツールバーの「クイック選択ツール」や「被写体を選択」などで、粒子にしたい部分を選択範囲で囲みます。
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選択した状態で
Ctrl + J(Mac:Cmd + J)を押して、選択範囲を新規レイヤーに複製します。
ステップ2:「ゆがみ」フィルターで一気に画像を外側へ広げる
複製した被写体レイヤーを使って、粒子の「元となる色・質感」を外側に大きく伸ばしていきます。

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切り抜いたレイヤーを選択し、上部メニューの「フィルター」>「ゆがみ」を開きます。
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左側の「前方圧迫ツール(または変形ツール)」を選び、ブラシサイズを大きめ(500〜1000px程度)に設定します。
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被写体から粒子を拡散させたい方向に向けて、ドラッグして色を一気に大きく引き伸ばします。
それでは順に説明します。

フィルター機能で、ゆがみを選択すると、次のような設定画面が出てきます。

ここで、サイズを少し大きめにして、画像のズボンを引っ張ってみます。もしあまり上手く伸びない時は、サイズを500⇒700⇒1000と大きくしていくと伸びやすくなります。
密度や筆圧も好みによって変えてみてください。
だいたいこのように、外側へ向けて豪快に伸ばせればOKです!

一旦元の画像と重ね合わせてみましょう。

イイ感じになりました。
今回は茶色の革靴と岩の色も類似色だったので、少し被ってるくらいがちょうど良いですね。
ステップ3:レイヤーマスクと粒子ブラシで元写真を削る
次に、元の写真(切り抜いた被写体)の一部を粒子状に消し込んで、削れているような質感を出します。

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元の写真(または切り抜いたレイヤー)に「レイヤーマスク」を追加します。
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描画色を「黒」に設定し、拡散系・粒子系のブラシ(自作ブラシや散乱ブラシ)を選択します。
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被写体の縁や境界線をトントンと叩くようにブラシでなぞり、粒子状に削っていきます。
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ステップ4:引き伸ばした画像に黒マスクをかけ、粒子を出現させる
いよいよ最後の仕上げです!ステップ2で引き伸ばした画像から、粒子を浮かび上がらせます。

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ステップ2で伸ばしたレイヤーにレイヤーマスクを追加します。
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レイヤーマスクを選択した状態で、メニューの「イメージ」>「色調補正」>「階調の反転」(ショートカットキー:
Ctrl + I/ Mac:Cmd + I)を実行します。 -
マスクが真っ黒になり、引き伸ばした画像が一時的にすべて消えます。
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描画色を「白」に変更し、散乱ブラシで少しずつなぞっていきます。
それでは順に説明します。
メインの粒子状になるぶぶんですが、ここもやり方は基本的に同じです。ちょっとちがうのは、始めに真っ黒(全てマスク)した状態にしてから、
必要な部分を浮き上がらせるようなイメージです。

レイヤーマスクを一度に真っ黒に塗りつぶす方法は、
- イメージ ⇒ 色調補正 ⇒ 諧調の反転
で一気に反転することが出来ます。

反転させると、伸ばしたズボンの画像が一気に消えると思います。
消えたら次は、レイヤーマスクを選択している状態で、拡散ブラシ(自作ブラシ)で少しづつなぞっていきます。

この時、ブラシサイズは小さい方がより粒子感があるのでオススメです。

ただ、これだとイマイチよくわからないので、先ほどの画像、元写真と重ねてみましょう。

もとの写真と重ねると、岩から人間が沸き上がってきたような感じになってきました。
【よりリアルに仕上げるコツ】ブラシ選びと応用アレンジ
粒子エフェクトのクオリティをさらに高めるためのポイントを紹介します。
1. 粒子用ブラシ(散乱ブラシ)をあらかじめ用意しておく
粒子表現には、水滴や星空、砂が散らばるような「散乱設定」のされたブラシを使うと一気にリアルになります。
Photoshop標準のブラシ設定で「散乱」にチェックを入れるか、自作ブラシを作っておくと非常に便利です。
※今回の作品で使用した自作ブラシの作り方を記載した記事を2つ紹介します。
一つ目はこちらを使い、始めにズボンをコピペした時の写真を使い選択範囲を限定して、粒子状に消えるようにマスクをかけました。

レイヤーマスクの様子はこのような感じです。
もう一つはブラシ先端のシェイプを使った方法です。

こちらも是非試して下さい。
2. 「煙ブラシ」を使って幻想的な雰囲気にアレンジする
粒子の代わりに「煙ブラシ」や「クラウドブラシ」を使って同じ工程を行うと、粒子とは一味違った「煙となって消え去るような幻想的な演出」も作成できます。

ぜひ表現したいテーマに合わせてブラシを変えてみてくださいね!
≪手作業が面倒なら最新のPhotoshop AI機能におまかせ!≫
手作業のエフェクト作成に加え、Photoshopの最新AI機能(生成塗りつぶし・生成拡張)を組み合わせることで、より短時間で表現の幅を広げられます。
最新のAI活用テクニックは以下の記事で解説していますのでプラスαとして活用下さい。


まとめ:ゆがみ×レイヤーマスクで印象的な演出を作ろう!
Photoshopで粒子エフェクトを作る手順をおさらいしましょう。
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被写体を切り抜いて分離する
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「ゆがみ」フィルターで画像を外側に大きく引き伸ばす
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レイヤーマスク(黒)をかけ、散乱ブラシで粒子を浮き上がらせる
最初はレイヤー構造やマスクの反転で少し戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば数分で作成できる非常に汎用性の高いテクニックです。
ポスターデザインやSNS画像のサムネイル制作など、目を引くアイキャッチを作りたい時にぜひ試してみてください!
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