Photoshop初心者向けの練習課題として、このようなチラシ風のデザインを作ってみました。
少し前の自分だったら本やネット、動画などを調べながらじゃないとできなかったけど、今だとなんとなく感覚で出来るようになってきたので、作り方を順に紹介します。
あまり概念的な説明や、難しいことはよくわからないけど、実際にで役にたったやり方なので、Photoshop初心者向けの練習にちょうど良いかと思います。
是非、これからPhotoshopで独学を始めようと思っている方は参考にやってみてください。
- 写真撮影
- 明るくレタッチ
- 欲しいところの切取り
- チラシ風のデザイン
の流れで紹介します。
少しデザインを覚えたら次の記事も合わせてご覧下さい。
ちなみに私の勤め先はデザイン会社でも、チラシを扱う会社でもありません。ただ、ちょっとしたプレゼン資料の一部として活用できた方法です。
ではいきます!
日常でPhotoshop練習用の写真撮影
今回はこの写真↑を使っていきます。
こちらは、先日出張先のビジネスホテルへ宿泊した時に撮影した写真です。
1泊朝食付きで7,000円くらいでしたが、想像以上に奇麗なビジネスホテルでしたので、宿泊がてらにスマホで撮影しました。
※プライバシーや宿泊先によっては撮影NGも有ったりしますので、そこは気を付けて下さい。また、他の人が映ってしまうようなときは辞めましょう。
もしマンションに住んでる場合はそれもいいかもね。また、戸建ての場合、個人情報が映らないような階段とかもいいかもよ。
ということで、まずは今回の『Photoshop練習課題』の素材は揃いました。
続いては、こちらの写真を簡単に2種類の方法でレタッチしていきたいと思います。
PhotoshopのAI(Camera Rawフィルター)でレタッチ
一番簡単なのは、こちら↑です。
写真をPhotoshopに取り込んだら、
『Camera Raw フィルター』を使います。
Camera Rawフィルターを開いて、右側に出てくるレンジをいろいろと調整します。
Camera Rawフィルターを初めて使う時は、何が良い。って特にないので、自分好みの色味にいろいろ動かしてみるのがオススメです。
上から順番に少しづつレバーを動かしていくと感覚がつかみやすいですよ!
全体的に少し明るい感じにしたいので、適当に動かしたらこのようになりました。
全体的に明るい感じになりました!
また、次の3つ、
- テクスチャ
- 明瞭度
- かすみの除去
これらは元の写真より少し左側(-気味)にすると、全体的にぼかしっぽくなって、室内スマホ撮影だからこそ目立ってしまう、ノイズもなんとなくわからなくなってくれました。
ただ、このCamera Rawフィルターを使った場合だと欠点があります。
それは、一度「OK」を押してしまうと、元の画像や部分的に元に戻したい時は、履歴で戻るしかありません。
なので、Camera Rawフィルターは、とにかく素早く写真を明るく、鮮やかにしたい。といった、スピード勝負の時は大活躍してくれます。
次は、あとからやっぱりもう少し修正を加えたい。という時に便利な方法を紹介します。
レイヤーを使って自己流にレタッチ
Photoshopの醍醐味と言えば、それぞれをレイヤー分けしておいて、用途に合わせて各項目(レイヤー)を調整する方法を紹介します。
この上の図がレイヤーの仕組みです。
元の写真の上にいろいろと加えたい効果を被せていく方法です。
最初に概念的な説明はおいといて。って言ってたように、仕組みはもういいから実際のやり方を教えてよ。
調整レイヤーでそれぞれの調整
この黄色矢印部を触ると、様々な調整レイヤーの項目が出てきますので、
- 明るさ・コントラスト
- 自然な彩度
- レンズフィルター
今回はこの3つのレイヤー効果を使いました。
1つづつ比べてみたいと思います。
明るさ・コントラストの調整レイヤーの様子
こちらは見るからに明らかですね!
明るくなった左側が『明るさ・コントラスト』の効果を付け加えてます。
自然な彩度の調整レイヤーの様子
ちょっと分かりにくいですが、ちょうど真ん中から左側に『自然な彩度』を加えてます。
レンズフィルターの調整レイヤーの様子
こちらも分かりにくいですが、ちょうど真ん中から左側に『レンズフィルター』の効果を付け加えてます。
3つのレイヤー効果を重ねた様子
そして、これら3つのレイヤーを全て載せたのがこちら↓です。
左側が3つのレイヤーを載せた写真で、右側は先ほどの3つのレイヤー効果を無効にしている状態です。
明らかに違いますね!
並べてみると違いがハッキリわかるね。
でも、ここで一つ質問!
『レイヤー効果を無効にしている』
ってどういうこと?
この写真って、ちょうど真ん中で切ってピッタリ重ねたの?
いや、ちがうよ。これは元の1枚の写真に3つのレイヤー効果を重ねて、右半分はその効果が出ないようにしました。
レイヤーを重ねるとか、効果を無効(隠す=マスクする)って、慣れないと分かりにくいので、次の記事を参考にして下さい。
まだPhotoshopを初めたばかりの人には少し難しく感じてしまうかもなので、軽くザっと眺める感じで見てもらえると、なるほど。となんとなくイメージ沸くと思います。
レイヤー分け効果のメリット・デメリット
レイヤー分けを使うメリットは、あとから
- もう少し明るくしたい
- やっぱりブルー系の感じにしたい
- 部分的に効果を使いたい
この様な要望が出ても、すごく対応できることです。
また、デメリットとしては、レイヤーの考え方は少し慣れないと理解するのが難しい。といったところだと思います。
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次は欲しいところを切り取っていきたいと思います。
欲しい素材の切取り
今回は欲しい素材の切取りといっても、左右を少しカットしただけです。
なんだ?
左右を長方形選択ツールで囲って、Deleteキー押しただけか?
それでも結果は同じように出来ますが、
一回削除してしまうと、やっぱり元に戻したい。って時は履歴で戻るしかないので、こういう時もレイヤーを使います。
レイヤーマスクを使って左右を見えなくしました。
複数のレイヤーやレイヤーマスクを使うと、あたかも立体的のような作品も作ることが出来ます。
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まだレイヤーマスクがよくわからない。
という時は、一回別名称でコピーを保存しておけば不要な部分を選択範囲で囲って削除で進めても大丈夫です。
すごく初心者の方は、こちら↑のやり方を参考にして下さい。
チラシ風のデザインをつくろう!
メインとなる写真が準備できたので、次はチラシ風のデザインを作っていきます。
チラシ風のイメージはこんな感じ↑
先ほど左右を少し切り取った(マスクした)写真を真ん中に持ってきて、周りに他の色を入れて全体的には縦長のチラシ風にしてみました。
やり方は、
切抜きツールを使い上下方法の空間を作ります。
切抜きツールは、切り取るだけでなく周りの空間を広げることもできます。
この様に、赤矢印のところを上下に引っ張るスペースが広がります。
また、黄色の矢印部
- 切り抜いたピクセルを削除
- コンテンツに応じる
はチェックを外しておきましょう。
上下の空間が出来たら、背景に色を入れていきます。
このままだと少し単調なので、下側に色を入れて文字を書いていきます。
この記事では詳しいPhotoshopのやり方は省きますので、どんどん必要な情報を入れていきましょう!
だんだんチラシっぽくなってきました。
そして、今回採用した写真の上のところにも、これは何のチラシなのかわかるように、題名をいれていきます。
今回の練習課題としては、Open House といった不動産チラシでありそうな雰囲気に書いてみました。
そしてできたのが、先ほどのこちらです。
元の写真は色味がほとんどありませんでしたが、Photoshopで少し明るく落ち着いた感じにレタッチできたのが分かると思います。
チラシ風デザインの練習課題を見つける方法
Photoshopの練習をいざ始めよう!
と思っても、参考になる題材がなかなか見つからないことってよくあると思います。本や動画をみたりして、一つ一つの操作方法はだいたいわかってきても、それを実践に使っていかないとなかなか覚えられません。
そこで、チラシ風デザインの練習課題を見つけるのにおすすめなのが、写真ACサイトです。
また、写真ACサイトではよりデザイン性の高い、デザインACサイトも有ります。
こちら、私(スネーィル)が投稿した写真ですが、写真ACサイトでは自動でチラシ風の『おすすめテンプレート』が生成されることがあり、今回真似たのは真ん中のデザインです。
難しいところや記載情報ネタがない場合(今回は間取りや室内写真)は、無理することなく出来る範囲でオリジナルにデザインしたのが先ほどの作品です。
実際の様子はこちらでご覧いただけます↓
まとめ
今回は、Photoshopを使ってチラシ風デザインの練習方法を紹介してきました。
流れは次のような感じで、普段の生活や仕事上から元素材となる写真を撮影して、レタッチしていく流れでの紹介でした。
- 写真撮影
- 明るくレタッチ
- 欲しいところの切取り
- チラシ風のデザイン
また、4つ目の『チラシ風のデザイン』の詳しい作り方は省いてしまいましたが、レイヤーを使ったレタッチが出来たら、同じように各レイヤーで文字を入れていっただけなので、出来ると思います。
参考になりましたら幸いです。
そして、レイヤーを使い合成写真の作り方について、初心者の方へ向けた次のような記事も良かったら参考にして下さい。
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