Photoshopでスマホからはみ出る合成写真の作り方。初心者向け

文字を入れてサムネイル画像の完成

今回はバーナー広告でよく見かける、スマホからはみ出している合成写真の作り方を簡単に紹介します。

作成するサイズは、YouTubeサムネイル画像のサイズと解像度で進めていきます。

スネーィル
スネーィル

YouTubeにサイズや画質の決まりがあるの?

と、疑問に思った方は次のページに目を通してからご覧ください。

今回の難易度は、Photoshopの練習として初心者向けの内容で、

主に使うツールは次の2つ

  1. 切抜き
  2. レイヤーマスク

です。

慣れれば次のような合成写真も簡単です。

Photoshopで合成、スマホからあふれる滝をつくってみた。
Photoshopのレイヤーマスク機能を使って、スマホの画面からあふれ出す滝の合成写真を作ってみました。レイヤーマスクにした状態で、白が表示されているところで、黒はかくれているところです。

では、いきます!

 

カンバスサイズと元画像の用意

カンバスサイズと元画像の用意

カンバスサイズは、上記の細い黒縁で囲まれた範囲で、横が1280px、縦を720px、として解像度は72ppiで新規作成して、上記2つの写真をドラッグして取り込みました。

ドラッグして取り込めばスマートオブジェクトになってると思います。

スマートオブジェクトになっているかの確認は、レイヤーのサムネイル画像の右下にこのようなマークが出ていればOKです。

スマートオブジェクトになっているかの確認

出ていない時は、レイヤーを選択して右クリックして、スマートオブジェクトへ変換を押しておきましょう。

理由は、画像を色々と操作していくうちに画質が劣化していかない為です。

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カンバスに写真を取り込んで、スマートオブジェクトになっていることを確認したら、

Shiftを押しながら、バウンディングボックスを使い任意の大きさで小さくしておきましょう。

 

必要な素材の切抜き

必要な素材の切抜き

先ほどのスマホとひよこのぬいぐるみをこのように切り抜きました。そして、背景は水色にしてます。

レイヤーはこんな感じ。

レイヤーの様子

ぬいぐるみとスマホは、クイック選択ツールで選択して、レイヤーマスクを選択して被写体の背景を見えなくしました。

スネーィル
スネーィル

レイヤーマスクについてよくわからない時は、次のページをご覧ください。

Photohshopでレイヤーマスクの便利な使い方を簡単に紹介
Photoshopのレイヤーマスクについて、原理を簡単に紹介して、実際に使える3つの方法を紹介します。使い方を慣れると、レイヤーの重ね合わせでも活躍できるので、まずは基本的なことを一緒に学んでいきましょう!

素材の切抜きが出来たので、次はスマホ画面の中からひよこが覗いている様子を作っていきます。

 

レイヤーの重ね方を変えて主役を手前に表現

重ねて部分的にマスク解除

今回はこのように配置してみようとしましたが、スマホレイヤーの下にひよこレイヤーがいるので、影になってしまいます。

こういう時は、レイヤーの順番を逆にしてみましょう!

レイヤーの順番移動

良い感じです。でも、ちょっとひよこさんが暗いので、ひよこだけの明るさを調整していきます。

明るさ・コントラスト調整レイヤーを、ひよこレイヤーの上に持ってきて、クリッピングマスクをかけるとこうなります。

ひよこだけクリッピングマスク

レイヤーの様子は、次のようになっています。

合成写真レイヤーの様子

でもなんとなく画面から出てる感じがしないので、次は立体感を出す為に影を追加します。

こちらの記事も合わせてご覧ください。

Photoshopで白抜き練習方法を10記事紹介。独学にオススメです
Photoshopで白抜き練習方法と白抜きを使って様々な効果を付けていく方法を10個紹介。独学にオススメの内容を集めてみました。是非練習用として見ながら実際に操作して覚えてください。

 

画面からはみ出たところだけドロップシャドウ

画面からはみ出たところだけドロップシャドウ

次は、スマホの画面からはみ出したところだけに影を付けてみました。

ふつうにドロップシャドウをかけると、このように↓

ふつうのドロップシャドウ

赤矢印のところにも影が映ってしまいます。

なので今回はひよこの画像を複製(コピー:Ctrl+J)して、1つはスマホ写真レイヤーの下においてます。

すると、影はスマホに隠れて見えなくなり、スマホからはみ出したところだけに影を付けることができました。

スマホのしたに複写

そして、ちょうど同じところへ重なるようにひよこ写真をもう一枚重ねてます。

重ねて複写

実際はこんな感じ↑です。そして、スマホの下のひよこ写真にドロップシャドウをかけたので、スマホ画面の中には影が反映されませんでした。

画面からはみ出たところだけドロップシャドウ

それが先ほどのこちらの影の様子です。

ついでに別の影の付け方を1つ紹介します。

スネーィル
スネーィル

今回は詳しく書きませんが、コピペした画像をトーンカーブとぼかし(ガウス)で影を付ける方法がこちら↓です。

別の影付け方法

このような影を付けたい時は、

の記事で紹介した方法の影をバウンディングボックスで横に引っ張っています。

後で参考にして下さい。

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文字を入れてサムネイル画像の完成

文字を入れてサムネイル画像の完成

写真を使った素材は完成したので、次は文字を入れていきます。

スネーィル
スネーィル

上の文字は練習用にあったらいいな。という思いを書いただけで、実際に存在するサービスではないので、悪しからず。

イメージ画像です

一応、右下にこのように小さく入れてます。

 

今回入れた文字はシンプルに、

  • 黒文字で周りに白の縁取り

を入れています。

 

やり方は、レイヤースタイルです。

レイヤースタイルで縁取り

光彩(外側)、色は白の不透明度100%です。

あとは好みに合わせて、

  • エレメントのサイズ
  • 画質の範囲

で見やすいサイズに縁取りを入れました。

つづいて、こちらの『無料』というところも同じく、

エレメントのサイズ画質の範囲かけ付け加えています。

無料も縁取りのみ実施

 

まとめ

今回使ったツールは手法を復習すると、

  1. 素材の切抜きはレイヤーマスク
  2. レイヤーの順番
  3. ひよこの写真は2枚重ねて影のさりげない演出
  4. 文字の縁取りは、光彩(外側)だけでOK

大きく分けてこれら4つを使いました。

スネーィル
スネーィル

Photoshop初心者の人にはちょっと難しかったと思いますが、一つ一つの作業は基本的な操作で、それらを掛け合わせて作ったサムネイル練習用画像です。

是非、参考にして下さい。

今回の内容は、『独学Photoshop』の本で学んだ内容のほんの一部です。

独学 Photoshop

書籍で学びながら、購入者限定WebページではさらにPSDデータをDLしてより詳しく勉強できるので、これからPhotoshopを学ぼうとしている方には是非オススメです。

また、当ブログでもPhotoshopテクニックを紹介していますので、他の記事もご覧ください。

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