今回は、ポスター制作会社で働く20代男性のPhotoshop体験談を紹介します。
仕事内容やお給料面、Photoshopを使った仕事に就きたい人で、これから就職、転職、副業、フリーランスなど、Photoshopを仕事で使っていきたい。
でも、どの様な仕事があるのかわからない。
そう思っている方は是非、参考としてご覧ください。
Photoshopを使った様々な体験談を10回にわたって紹介していく、第9回目の内容です。
では、いきます!
ポスター制作会社の仕事の流れ
まずはじめに、デザイン依頼がきたらクライアントの要望や商品についてのヒアリングを行います。
ここのヒアリングは後の制作にも大きく関わるので重要です。
ヒアリングした後、企画の提案を数点行います。
こちらからの提案と、クライアントとのヒアリング内容に基づいて、Photoshopを使い制作を行なっていきます。
この時、一人で作業することもあれば複数人で作業することもあります。 制作案は初めにラフ案を複数考案し、クライアントの要望に添えているかを確認した上でどれにするか決めていきます。
そして一つに絞れたら、その案を作り込み、クライアントと相談しながら修正を行います。
修正も終わりクライアントの了承を得たら、入稿データを納品します。
ポスター制作会社のお給料は?
僕の勤め先は、ポスター制作会社ですが、カッコ良く言うとグラフィックデザイン会社とも呼ばれています。
僕の場合、正社員として働いて平均年収は約330万円です。
クリエイティブ系全体の平均年収がだいたい380万円ですので、全体と比較すると少し低いです。
また、フリーランスで働いているデザイナーの平均年収は200万円〜400万円くらいというのが多いようです。
自分で事務所を立ち上げた方や、これまでのキャリア、行う仕事内容(デザインだけか、ディレクションも行うのか)によっても差は大きく違いがあると思います。
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ポスター制作会社で大変だったこと
デザインを作成、その後ディレクターチェック、さらにお客様チェック、またさらにどこかの会社でチェック、、、という流れになる案件も少なくはありません。
そうなってくるとデザイナーが修正する回数は10回以上になったりするケースもあります。
多いとは覚悟していても、いざ修正がくるとだんだんやる気をなくしてしまいます。
デザイナーのプライドもずたずたになるので、プライドの高い方は要注意です。ある程度仕事と割り切っていかないと精神的に良くありません。
私もプライドは高い方なので、正直なところ困っております。日々ストレスとの戦いです。
デザイナーというと、自分がいいと思うデザインが通り、評価されるのが夢で理想だと思います。
しかし実際に働いてみると、現実は予算やクライアントの要望などに影響され、無難なデザインで妥協したものを提出しなければいけない時がよくあり、不本意な仕事をしたと感じます。
それが自分の作品として『世に出て行くのが嫌だ』と思うことも多々あります。
ポスターや広告制作会社を目指す人へ伝えたいこと
自分は戦略を練ったり、構成を考えたりすぐしてしまう方なのですが、 データを取って地味な作業がとても多いです。
その辺は周りから見たら格好良さそうに見えますが、本当に地味な作業の繰り返しです。
ただ、結果を出す為に必要なことで、結果になった時は嬉しいです!
仕事をして初めに感じたことは、キレイなものやかっこいいものを作るのが一番簡単なんだなということでした。
仕事になると、パッケージや広告、誌面デザインなど仕事内容は多岐にわたります。そんな中でキレイなものやかっこいい商材はほんの一握りです。
色々なものをつくっていると、今まで自分がダサいと思っていたデザインもその商材のデザインとしては正解だったということが分かってきます。
ターゲット層を理解して、様々なニーズに応えられてこそ一流なのだと思いました。
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Photoshopをこれから学ぶ人へ伝えたいこと
私は写真を映画風に素早く加工できます。写真の切り抜きや、明るさなどの調整はもちろんのこと、映画風にコクを出すことなんかも簡単にできます。
また、雪を降らせることも簡単にできます。
写真に美しい雪を加えてロマンチックな雰囲気にすることもあります。
これらはPhotoshopを使って、コツさえ覚えてしまえば簡単にできるので、多重露光で幻想的にできるテクニックを学んでおくと良いかと思います。
写真を2枚重ねる「多重露光」というテクニックや、幻想的な作品を作る練習をしておくことをオススメします。
旅系のポスターでは、幻想的やロマンチック、見た人が行きたくなるようなイメージに作り上げていくことがよくあります。
これらの思い描いた風景をPhotoshopで作ることが出来れば、ポスター製作業界ではとても重宝されると思います。
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