Photoshopスキルを演出活動に活かしている30代女性の体験談

Photoshopスキルを演出活動に活かしている30代女性の体験談

今回は、芸術大学出身で印刷会社へ勤務後はフリーランスで働き、並行して演奏家として活躍している30代女性のPhotoshop体験談を紹介します。

Photoshopを使った様々な体験談を10回にわたって紹介していく、第7回目の内容です。

これから就職、転職、副業、フリーランスなど、Photoshopを仕事で使っていきたい。でも、どの様な気持ちで覚えていったらいいのかわからない。

そう思っている方は是非、参考としてご覧ください。

 

Photoshopを使ったお仕事経験の紹介

Photoshopを使ったお仕事経験の紹介

私は芸術大学・大学院時代に使っていたPhotoshopやIllustrator経験を活かして、学生時代からバイトで勤めていた、街の広告制作会社に四年ほど就職し、その後フリーランスへ転身しました。

フリーランスの道を選んだ理由は、デザイナーとしてではなく、演奏家としての活動を重視したい為です。

広告制作会社での業務内容は、DTP・広告・サムネイル作成での画像処理がメインで、主にPhotoshopを使った業務です。

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会社を退職後は、舞台活動をしながら、同業界内にて発生する制作業務(チラシ・フライヤーデザイン、チケットデザイン、パンフレットデザイン等)の依頼を手掛けております。

オンライン動画や、イベント放映用動画の制作依頼を受ける機会も増えてきたので、凝ったテロップやサムネイルの制作にもPhotoshopは使っております。

また最近ではライブ配信時のリアルタイムテロップ生成用ツール(Black Magic Design ATEM用プラグイン使用)としても活用しています。

 

印刷会社時代とフリーランスの収入について

印刷会社時代とフリーランスの収入について

会社勤務時には月で手取りおよそ20万円ほど。広告制作会社としては一般的なお給料だと思います。

その後のフリーランス転身後は、収入の柱とまではしておらず、他の仕事(演奏関係製作業務)と複合的に収益を得ており、15万~30万くらいです。

フリーランスにななると、自分で案件を取っていかないとならないので、会社員と違って安定収入ではなく、納期の為に休日を取らず、連日深夜まで作業することも時々あります。

収入の使い道としては、主に生計費や物品購入経費、事業運営費等多用途に設定しております。

 

Photoshopを活用したフリーランスで大変だったこと

Photoshopを活用したフリーランスで大変だったこと

私の場合は、個人レベルでの案件がメインのため、依頼というよりは相談からスタートになりますので、必然的に案件単価は低めです。

そのため、費用対効果の面ではあまりいいとはいえない仕事が多いです。

だからといって、高単価となりやすい企業系案件を頻繁に受けられるようなキャパシティもありませんので、個人の顧客に対して

「いかに付加価値を訴求していくか」

という点に注力しています。

印刷会社(いわゆる街の印刷業者)へ発注した場合の金額と内訳をまず説明して、フリーランスへ発注した場合に節約出来る部分とデメリットになる部分を説明し、その上でクライアントの要望をヒアリングします。

私は過去に街の広告制作会社経験があるので、クライアント様への説明もしやすく、過去の経験が生かされてると実感してます。

印刷会社と当方(フリーランス)で請け追った場合、どちらがお客様に最善かどうかを一緒に相談していきます。

そしてご理解・ご納得いただいた上で当方に発注するか、他所に発注するかを決めてもらい、結果的には私への案件に繋がらないことも時々あります。

個人の顧客様が多いので、印刷会社への紹介料を頂くことは基本的にありませんが、逆に紹介した印刷会社から私へ紹介してくれる案件もありますので、そこは持ちず持たれずの関係です。

そうすると相対的に信用度も上がり、次回以降の発注に繋がる場合が多々あります。

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これからPhotoshopを使ったお仕事を目指す人へのアドバイス

これからPhotoshopを使ったお仕事を目指す人へのアドバイス

ただPhotoshopが使えるからお仕事がもらえる訳ではないので、「photoshopの機能を使いこなす」ではなく、「目標とする制作物を作る」に主眼を置くことが大事だと思います。

搭載されている機能だけを把握したところで、TPOに応じた使いどころがわからなければ何の意味もありません。

Photoshopはあくまでデザインツールなので、適材適所を見極めてツールは選定すべきであると考えます。

例えば、インスタ投稿用の画像を編集するという用途ならば、Photoshopの機能の1/3も使わないし、スピード感で言うならばcanvaの方が圧倒的に早く作れます。

またテキストを使ったデザインを制作する場合にもベースをPhotoshop、テキストをillustratorで編集するのが普通のやり方だと思います。

ところが、それをわからなければ全てをPhotoshopで完結させてしまおうとして、クライアント様の要望している以上の時間を使ってしまうのではないでしょうか?

そうならないためにもスピード感のある制作を心がけて、効率的に進めるということはとても大事だと思います。

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これからPhotoshopを学ぼうとしている方へオススメの勉強方法

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ありきたりですが、描画モードフィルターの使い方は必須だと思います。

Photoshopの要と言っていいと考えます。

それと選択範囲関係の機能についても、複数のやり方を覚えておいた方が制作のスピード感が上がるかと思います。

現行のPhotoshopはAIのおかげで、オブジェクト選択がかなり容易になりました。

それでも基本操作の一つ、色域指定などで選択した場合の方が、早くてキレイに出来る場面もたくさんあります。

なので前述した内容と被りますが、TPOに合わせたツール選択と使い方を様々の方法で勉強しておくと、現場で重宝される仕事が出来るのではないでしょうか。

※TPOとは、Time Place Occasion :時と場合によって方法を使い分けること。臨機応変に。

参考になりましたら幸いです。

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Photoshopを使った職業体験談を一気に紹介。
Photoshopを使った職業体験談を一気に紹介します。始めは辛い社会人生活でしたが、そこで得られた経験がその後の業務にすごく貢献できたことを紹介している体験談です。是非参考にして下さい。

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