この記事では元となる1枚の写真を使って、レタッチ加工をやっていきたいと思います。どれも簡単なテクニックなので、Photoshopを始めてまだ間もない方に向けた内容です。
- 余計な物を消す方法
- 木漏れ日を追加する方法
- 人物の合成
- 暗くして幻想的にする方法
- 色を鮮やかにする方法
これらについて紹介していきます。
難しい機能やツールは使わずに、出来るだけ簡単な方法で紹介していきます。
また、写真は使わず文字だけで光の表現を練習したい時は、
こちらの方が参考になると思います。
それでは、余計な物を消す方法から紹介していきます。
Photoshopで背景の余計な物を消す簡単な方法
まずはこちらの写真、これから作業する背景に使おうと思ったのですが、良く見ると消したいという物が7つあります。
- 公園で遊んでた子供(1か所)
- 雰囲気に合わない人工物(6か所)
これらを消すために私が良く使うのはやっぱりコレ!
簡単な物や小さなものを消したい時は、いつもこの
『スポット修復ブラシツール』に頼り切っています。
Photohsopを早く覚える方法、結果重視で作業工程や技法は二の次。
はい、出来上がりです。
次は、木漏れ日を追加する方法を紹介します。
Photoshopで木漏れ日を追加する方法
次は、先ほどの公園に光を注いでみました。
なんか一気に難しそう…
簡単って言ってたのにおいらでもできるかなぁ。
こちらは、うっすらとした木漏れ日と、太陽の逆光を追加してます。
それぞれを2つのレイヤーで設置しました。
まずは木漏れ日の作り方です。
余計な物を消した背景の上に新規レイヤーを1つ作ります。
そして、色が白黒になっていることを確認して、新しいレイヤーに雲模様1を描きます。
- フィルター ⇒ 描画 ⇒ 雲模様1
その雲模様を放射線状にぼかしていきます。
ぼかし(放射状)の設定は、こんな感じにしましたが、お好みで試してみましょう。
このぼかしの中心と書いてあるしたのところをクリックすると、放射状の中心をどこにするか自由に決められます。
そして、木漏れ日のレイヤーをスクリーンにすると、うっすらとした木漏れ日の表現が出来ます。
ただ、この状態だと全体に霧が買ったようになってしまっているので、不要なところは消していきます。
レイヤーマスクを使うと消しすぎてしまった時なども元に戻せるので便利です。
公園の道路の真ん中がちょうど明るかったので、そこに合わせて光を残してみました。
ただ、これだとちょっと物足りないので、太陽の逆光も追加してみたいと思います。
上の逆光を作ったレイヤーの上にもう一つ新規ベタ塗り(黒)を作ります。そこへ逆光を描きます。
- フィルター ⇒ 描画 ⇒ 逆光
逆光の設定も自由にやっていきましょう!ただ、先ほどの木漏れ日と逆光の中心位置はだいたいそろえた方がよさそうです。私はこうしました。
そういえば、この逆光の設定する時に変なエラーが出たけどどうしたらいいの?
これは、スマートオブジェクトに変換でもラスタライズでもどっちでも大丈夫です。詳しい説明はここでは割愛します。
そして、この逆光を作ったレイヤーも『スクリーン』にすれば、先ほどのような逆光と木漏れ日が完成します。
せっかくなので、この『木漏れ日』レイヤーにぼかし(ガウス)をつけると、境目がぼやけて自然な感じになりますよ。
≪ 関連記事 ≫
もっと木漏れ日や光の差し込みを練習したい時は、↑この記事を参考にして下さい。
次は、Photoshopの醍醐味!人物写真を合成していきましょう!
もっと簡単なこんな記事もついでに如何ですか?
切り抜いた写真の合成
次はこの奇麗な女性を切り抜いて、先ほどの公園の中へ合成していきます。
まずは、地道に女性の輪郭をつくり、くりぬきます。
私はペンツールとかうまく使えないので、いつもクイック選択ツールを駆使して選択範囲を作ります。
髪の毛もだいたい切り抜けたので、この画像を使っていきます。
まずは新規レイヤーを作って、配置しました。
次は、サイズ感と光の加減を調整していきます。
配置した女性のレイヤーにトーンカーブレイヤーを2つ追加しました。
また、女性の写真を木漏れ日と逆光より下の階層へ移動して、光の中へ女性がいるようにしました。
まだこれでもイマイチです。
なんか足りないんだよな…?
つづいては影の追加です。
別画像から持ってきた女性の写真をもう一度貼り付けて、影のようなイメージで配置します。
バウンディングボックスを引っ張りながらそれっぽくしていきましょう。
また、上の写真(影の元)はぼかし(ガウス)で影っぽくぼかしました。
そして黒くするのはトーンカーブだろ!?
影の元をつくったら、そのレイヤーだけにトーンカーブレイヤーを被せていきます。設定はこのようにすると、黒くなります。
ここまでのレイヤー構成を確認してみましょう!
ここまでのレイヤー構成はこのようになっております。
トーンカーブレイヤーは、直下のレイヤーだけに効果を効かせるようにしてます。そうしないと全体的に変化してしまうからです。
(altを押しながらレイヤーとレイヤーの間をクリックで下レイヤーだけに効果を反映出来ます。)
周辺を暗くしてアクセントをつけた方法
今度は周りを少し暗くして、女性が自然のスポットライトを浴びているようにしてみました。
やり方は上記と同じトーンカーブを使いました。
調整レイヤーのトーンカーブを再び使います。
トーンカーブの効果が効いているところは白いところ(黄色矢印)なので、中央部は何も変化を加えてない状態です。
色を鮮やかにしたら初夏っぽくなりました
次は『自然な彩度』の調整レイヤーを一番上に追加したところ、新緑の色も鮮やかになって、初夏の強い日差しっぽくなりました。
背景に渦を入れたら完全に非現実的な合成写真
せっかくなので、一番初めに不要な物を消した背景レイヤーをコピーして、渦巻き状のフィルターを使って重ねました。
すると、なんか別の世界からやってきた不思議な女性みたいになりました。
まとめ
今回は次の5つとおまけを1つ。
- 余計な物を消す方法
- 木漏れ日を追加する方法
- 人物の合成
- 暗くして幻想的にする方法
- 色を鮮やかにする方法
- 背景をグルグルにした方法
これらのレタッチ加工方法について紹介してきました。
トーンカーブを使って、影を作ったり光の当たり方を調整するところは少し難しかったかもしれません。
でも、これらのことがある程度自由にレタッチ加工できるようになると、Photoshopの操作方法はきっと楽しくなってくると思います。
1つくらいは参考にしてください。
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