今回は、写真撮影した時に反射してしまった光を消す方法の紹介です。
上の写真みたいな反射で、光沢のあるお皿やガラス製品などツルっとした表面に、ライトや太陽光などが反射してしまった時に便利な方法の紹介です。
例えば、こんな感じ↓
これはハンドクリームを撮影した写真です。室内で撮影したところ天井の電気が反射してしまいました。
これと同じように、スマホで撮影した写真がなんか反射してしまった。
せっかく撮ったのに後で見たら光が反射しててちょっと残念。そんな時に反射が消せたら便利ですよね!
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そうそう、時々メルカリとかヤフオクなどに出品しようとして撮影したけど、後で見たら光が反射してしまった。そんなことよくあるんだよね。
だいたいは撮り直しするけど、それはめんどくさいしPhotoshopで簡単に反射を消せたらいいな。ってよく思ってたんだよね。
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それではさっそくPhotoshopで反射を消してみましょう!
<これからやり方を紹介する、光の反射を消した例>
どうでしょうか?
うっすらと反射している光はそのまま残しますが、強く反射しているところは自然な感じにぼかして消すことができました。
この様に、これから紹介する方法は、フォトショップの独学を始めたばかりの人はきっと参考になると思います。ではいきます!
スポット修復ブラシツールで消しゴムのように消す方法
お皿に盛りつけた料理を撮影した時に、天井のライトがお皿に反射してしまいました。
また、
ツルっとっした素材(電球)に天井の蛍光灯の光が反射してしまいました。
こんな時の修正方法は、部分的な汚れという感覚で
- スポット修復ブラシツール
を使い、消してしまいましょう!
消すというより、選択した範囲の外側の状態になじませる。と言った方が正しいかもしれません。
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で、さっそくなぞってみると↓こんな感じで消せました。
電球の反射も同様に消したいところをなぞっていくと、反射した光はこうなりました↓
小さな範囲の光の反射は、スポット修復ブラシツールを使うと簡単に消すことが出来ます。
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スポット修復ブラシツールで、なかなか上手くいかない時は、
- 直径サイズ
- 硬さ
を変えて、少しづつクリックしていくと意外と簡単に反射を消すことができます。
では、次の方法を行きましょう!
光の反射を周囲と馴染ませて消す方法
続いては、もう少し大きめな光の反射を消す方法です。
この水滴がついてるトマトを写真撮影したところ、天井の照明が反射してしまいました。
それでは早速消していきます。
次に使うPhotoshopのツールは、
- 修復ブラシツール
です。
修正したい部分の近くでサンプル取り(Alt+クリック)をして、少しづつ反射している部分を塗っていくイメージです。
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でも、慣れないうちはブラシで塗り重ねた部分の境界線が目立ってしまう時もあります。
そんな時は、その部分だけスポット修復ブラシツールを使って、違和感があまりないように光を消していきましょう。
それっぽくなったと思いませんか?
このトマトの写真の場合、水滴を残して反射だけが消えたのが良かったと思います。
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正確にいうと、水滴を残したのではなく水滴もコピーして持ってきたのが正解ですが、良く見ないとわからないのでOKとします。
同じような反射の消し方では、コピースタンプを使う方法もありますが、だいたい同じような結果になります。
PCの画面に反射した光を消す方法
次は、このノートPCの画面に反射している光を消す方法を2つ紹介します。
- 画面だけを入れ替える
- 元の画像を残しつつぼかす
では順番に紹介します。
画面だけを入れ替える方法
まず、消したい画面の範囲を選択範囲で囲みます。
次にその選択範囲で囲んだ範囲を消します。(Delete)
次に貼り付ける画像を用意して貼り付けます。
この時、始めに画面を消した時の選択範囲を活用すると
あとは、はめ込んだ画像が浮いてしまわないように『ぼかし・明るさ』などを少し補正して完成です。
このような感じにしてみました。
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完璧ではないですが、パッとみた感じではたぶん気が付かないでしょう。
では、次はもっと自然に反射を消していく『ぼかし』を使った方法を紹介します。
ぼかしを使い自然な感じに反射を消す方法
ぼかしたい画面を選択範囲でかこみます。ここまでは先程と同じです。
次はこの選択範囲(画面)のみを別レイヤーとしてコピーします。
選択範囲が表示されている状態で、Ctrl+J を押すとその部分のみ新しいレイヤーが作られます。
一旦、元写真は非表示にして、レイヤー1のみを選択して、た状態でぼかし(ガウス)を使います。
ぼかしの度合いは、背景が半透明くらいになってしまって構いません。
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この時の注意点は、画面選択した時の選択範囲を表示させたままで、ぼかしを使って下さい。
そうしないと後で後悔してしまいますので気を付けてください!
もしぼかしをかけた時に↓このようになってしまったら、選択範囲が解除されてしまっているので、選択範囲を復活させましょう。
選択範囲を復活さえる方法は、レイヤーのサムネイル画像(下記でいうオレンジ色部分)をCtrlを押しながら左クリックを押すと、PC画面をコピーした時の選択範囲が復活します。
下記の様にできればOKです。
あとは、このレイヤーを複数コピーします。
あとは元写真レイヤーを表示させて完成です。
元写真のレイヤーを表示させて、その上にぼかした画面を何枚も重ねた様子です。
電卓やPCのキーボード部分に反射している光り方とうまくなじんですごく自然な感じに仕上がりました。
この方法は、鏡に写り込んでしまった時やサングラス、車のガラスなどにカメラマンや自分が写り込んでしまった時や、住所が特定されてしまうような情報が写り込んでしまった時などに詳細が分からなくしつつ雰囲気は活かしたい。
そういった時に活用できる方法です。
まとめ
今回紹介してきた、光の反射を消す方法は3つ。
- スポット修復ブラシツールでゴミ消しのように消す
- 修復ブラシツールで付近の画像を被せ、境界線はぼかして馴染ませる
- 部分的に切り取って画像を貼り替える、またはぼかす
これらの方法を紹介してきました。
慣れないうちは違和感があって、修正感が出てしまいますが、たくさん経験を重ねていくと自然な感じに仕上げられると思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
当ブログではPhotoshop初心者向けに様々な記事を用意しております。ダイジェストは次の記事、『初心者がまず覚えたい7つのテクニック』も合わせてどうぞ。
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是非、頑張って練習していきましょう!
今回の画面の反射を消すとは少し違い、反射を修正する方法も如何でしょうか。
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グラデーションレイヤーを重ねて、自然な感じに修正した方法です。
参考にしてもらえましたら幸いです。
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せっかくなので、グラデーションレイヤーつながりのPhotoshopを使ったレタッチ方法を続けて紹介します。
Photoshopを使って光の差し込みグラデーションの作り方
Photoshopを使うと、こんな感じ↑にすることも可能です。
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先に結果を載せてみましたが、元は下の写真です。
こちらが元の写真↓です
夕焼けがすごく奇麗というわけでもなく、緑も暗くてイマイチな写真でしたが、先ほどのようにちょっと奇麗な感じに光を差し込ませることができました。
では簡単にやり方を説明します。
まず、調整レイヤー『明るさ・コントラスト』を追加します。
先ほどの暗かった写真の明るさを150%にして、全体的に明るくしてどうなるのか確認します。
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調整レイヤーの『明るさ』で結構明るくなることはわかったので、この効果を部分的に利用するようにしましょう。
その為には、調整レイヤーを被せながらもその効果を黒く塗って無しにします。
- ペンツールに持ち替えます。
- 描画色を黒にします。
- 一回全部を黒く塗りつぶします。
こんな感じで、まずは調整レイヤーを一回黒く塗ります。
つづいて、明るさがほしい部分だけ白くぬり、効果を引き立たせていきます。
この白くなったところだけに明るさ150%の調整レイヤー効果をかけていきます。
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おっ!光が差し込むような感じで明るくなったぞ!
次はグラデーション効果を被せていきます。
とりあえず、こんな感じでやってみましょう。色は後から変えられるので、なんとなくのイメージで大丈夫です。
このグラデーションのタイプを決めたら、これ↓が重要です。
今回は『焼き込みカラー』にしてみました。
すると・・・
このように、さっきの写真の上にグラデーション効果がかかったようになりました。
Photoshopを使ったことで、なんとなく光が差し込んでるような感じにすることが出来ました。
また、光の差し込みについては
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光の当たり方については
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をご覧ください。
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