今回は普段の何気なく撮影した空の写真で、Photoshopを使いすごくリアルな空にレタッチする方法を紹介します。
Photoshop初心者向けの内容ですので、これから風景のレタッチを始めようとしている人、ちょっとした社内資料だったり個人作品でカッコイイ空の写真を作りたい人へ向けた内容です。
慣れれば3分とかからず写真編集できてしまいますので、是非参考としてください。
編集したい空写真の取込み
今回はこちらの写真を編集していきます。
矢印のあたりの入道雲が少しリアル感があったので活用したいと思いスマホで撮影。しかし全体的に雲が多く少しかすんでいたので全体的にややぼんやりとした写真になってしまいました。
でもこれくらいの写真でしたらトップ画像にあるくらいまでの空写真レタッチでしたら簡単ですよ!
まずは修整したい項目を自分なりに決めていきましょう。
- 空の青さをもっと奇麗にしたい
- 入道雲をもう少しリアルにしたい
- 全体的に明るくしたい
- ※ファンタジーらしさを少し追加したい
1~3の内容を織り込んで、4の内容はおまけとして記事の最後にやり方を書いてますのでそちらの是非チャレンジしてください。
空の青さをもっと奇麗にしたい
すごく簡単な方法は主に2つ。
カラーバランスを使ってブルー系の色を強めてしまう方法
メニューバーから直接取り込んだ画像に調整するより、調整レイヤーを追加して行う方法をお勧めします。
トーンカーブで全体的に調整してしまう方法
こちらも同じく調整レイヤーで「トーンカーブ」レイヤーを1つ追加させて、それから色を変えていきましょう。
トーンカーブの場合、初めに「自動補正」を押して変更されたものをより好みで調整すると違和感なく青色が強調できると思います。
ただ、黒っぽい重たい雲の色も協調されてしまいますが、後で修正するのであまり気にしなくて大丈夫です。
調整レイヤーを作って、「カラーバランス」と「トーンカーブ」調整が出来たら、せっかくなので、両方を重ねてみましょう!
1種類だけの調整より複数を重ね合わせると、よりレタッチ感がUPしますよ!
こちらが2つの調整レイヤー「カラーバランス」と「トーンカーブ」を重ね合わせた様子です。
入道雲を少しリアルにしたい
中心の黄色いラインから左側で、主に丸で囲んだ入道雲のあたり。
先程より少しリアルな雲になったように感じませんか?こちらの方法は、「アンシャープマスク」を左半分に織り込んだ様子です。
フィルター、シャープ、アンシャープマスクの順番に辿っていくと機能があります。
そして、量や半径をお好みで操作していきましょう。
全体的に明るくしたい
写真を明るくしたい時にオススメは3つ。
- 明るさ・コントラスト調整
- レベル補正
- 複製レイヤーを作りレイヤーモードを「スクリーン」にする
です。
明るさ・コントラスト調整方法
調整レイヤーで、明るさ・コントラスト調整は一番オーソドックスな明るさ調整方法です。
レベル補正で明るく修正
こちらも「レベル補正」という調整レイヤーを1つ追加して、出てきたグラフのしたのインジゲーターを任意に動かします。
初めて使う時は、自動補正を一度押してどこをどのように動かせば明るくなってくれるのかの様子を確認してからお好みで調整すると理想から大きくずれてしまうことは防げるでしょう。
レイヤーモードを「スクリーン」で修正
よくわからない時はレイヤーをコピーして、レイヤーモードを「スクリーン」へ変更して、後は不透明度を任意に調整していきましょう。
私の場合は、写真を明るくしたい時はだいたいこれらを使い調整していきます。
中でもレイヤーコピーで、スクリーンにするのが一番多く使う方法です。
ファンタジー感ある空:おまけ
おまけの内容です。
ちょっと大げさに空写真を加工したら、ついでに星ブラシや自作星ブラシを作って、星を追加する というのもおすすめです。
ちょっとした地域や会社イベントのポスターなどに使ったり、見てくれる人の目を引けるようになれると、Photoshopの腕前は少し上達してきたぞ!
と自負して、楽しく様々な手法を少しづつ覚えていきたいものですね。
自分なりに作品が途中でも出来たら、手を加える前の写真画像と見比べてみると、変化も楽しめますよ。
追加した星については以下の記事を参考にして下さい。
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まとめ
如何だったでしょうか。
今回は雲が多めだった空の写真を凄くリアルにレタッチする方法を紹介してきました。
復習すると、
- 空の青を濃くするために、「カラーバランス」と「トーンカーブ」
- 入道雲をリアルにする「アンシャープマスク」
- 全体的に明るくする「レイヤーモード:スクリーン」や「レベル補正」
これらを使って平凡な写真を凄くリアルな空へ仕上げてみました。
また、おまけとして星を追加してファンタジー感がある空も作ってみました。
ぜひ、いろいろな写真で試してみて、自分だけの空の表現を見つけてください。
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