今回は、このような↑写真を文字で切り抜いたサムネイル画像の作り方を紹介します。
用意したのは、
- トラの写真1枚
以上です。あとは全てPhotoshopで作ってますので、Photoshop初心者の方は独学の参考としてご覧ください。
では、いきます!
作りたいサムネイルテーマに見合った画像の選定
今回は狙った獲物をし止める虎の強さを強調した、究極のライテンィングツール『TIGER』という架空の商品紹介動画をイメージした、サムネイル画像を作っていこうと思います。
こちらのトラの写真をフリー素材で見つけてきました。
自分で持っている動画や写真の中で欲しいイメージが見つからない時は、フリー素材から見つけて使うこともありますが、ちゃんとそこのサイトの利用規約を守ってくださいね!(商用や個人利用、著作権など)
ブログやサイト、動画で成約率を高める為には
共感、信頼、証拠、そして成約させる。
というプロセスがありますが、それらは全て中身を見てもらって始めてわかることですが、せっかく作ったとびっきりの動画も見てもらわなければ何の意味もありません。
そこで大事なのが、第一印象で動画の中へ引きずり込むことです。そんな気持ちを込めて、虎をモチーフにしてみました。
Photoshopでサムネイルサイズで新規作成
YouTubeに載せるサムネイルの場合サイズが決まっているので、縦×横×解像度を設定して、作成をクリック。今回は元の背景色(上記では白)をつかわないので、色は何でも構いません。
えぇ~ サイズが分からない!という人は前回の記事を先にご覧ください。
新規作成したら、そこへ先ほどの『トラ』の写真をドラッグして配置します。荒々しい目を使いたいので、写真を伸ばしてだいたいの位置へ配置します。
Photoshop上部の〇を押して、決定します。
元の虎はすごくスマートだったので、バウンディングボックスで少し横に引っ張り、横長にしました。
Photoshopで文字の配置
次はこのよう↑に、先ほどのとらの写真を文字でくり抜いていきたいと思います。
手順は、
- トラの写真を配置したレイヤーを非表示
- TIGERの文字の配置
- レイヤーの順序を入れ替える
- クリッピングマスクで文字の形でトラの写真を残す
このような感じです。
ではさっそく説明していきます。
レイヤーを非表示させる
レイヤーの目玉マークを押して、非表示にします。
切り抜きたい文字の配置
次は文字を配置します。
この時、文字の色は何色でも大丈夫です。理由はクリッピングマスクする為の形をが欲しいだけで、文字の色は反映されない為。
レイヤーの移動
切り抜きたい写真が上で切り抜く文字(ツール:道具)がすぐ下にくるようにする。
クリッピングマスクで写真を文字でくり抜き
文字の上に持ってきた虎の写真を表示させます。(目玉マークを表示:黄色矢印部)
次は、虎の写真レイヤーと文字レイヤーの間(赤ラインあたり)で、altキーを押しながら左クリックすると、このように↓なります。
切り抜きたい写真のサムネイル画像左横に、小さな下向き矢印が出てくれば、OKです。
そして出来上がったのが、先ほどのこちらです。
つぎはこの白い背景のところに手を加えていきます。
背景に文字を目立たせる方法
虎写真レイヤーをコピーして、文字(TIGER)の下にコピーします。
そして、バウンディングボックスですこし虎のサイズを小さくしました。理由は、このようにしたかったからです。
↓ ↓ ↓
ちょっとわかりにくいので、文字にレイヤー効果を付けて、TIGERという文字が強調するようにしてみましょう。
文字を強調させるレイヤースタイル
いい感じになってきました。
もう少しアクセントをつけてみましょう。
なんか強そうなイメージになってきたぞ!
レイヤースタイルはどうなってるんだい?
今回はTIGERという文字に次の3つでアクセントをつけてみました。
- ベベルとエンボス
- 光彩(内側)
- 光彩(外側)
ベベルとエンボスはこのような感じ↓
光彩内側は次のような感じ↓
光彩外側はこのような感じ↓
背景をぼかして文字をさらに強調
背景の虎写真がくっきりしすぎると文字も目立ちにくいので、背景写真だけにぼかしを効かせてみました。
上の写真では、ぼかし効果が分かりやすいように、中心の黄色いラインを境に左右で、ぼかし無し、ぼかし有りにしてみました。
右側の背景をぼかした方が文字が目立って見えると思います。
これは人物写真でも同様な手法が使えるので、是非参考にして下さい。
背景の虎レイヤーを選択して、ぼかし(ガウス)を使いました。
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サムネイル画像に内容説明文を入れてみた
次は、今回紹介する動画は何を訴えているのかがわかるような、内容説明分を追加します。
- 荒野で獲物を捕らえる虎をイメージして
⇒ 狙った獲物は逃がさない
- TIGERとは何ものなのかの説明
⇒ 究極のライテンィングツール
『究極』という言葉を付け加えて凄さをアピールしてみました。
おぉ!なんか、凄そうなツールな気がしてきた。
あっ、でもこれはあくまでもPhotoshopの練習紹介で、空想の商品ですからね。
説明文も目立つように、レイヤースタイル効果を付けています。
光彩(外側)で文字を虎色(黄色)で効果がありそうな見栄えにして、ドロップシャドウ(黒)で、文字が背景から浮かび上がるように見せています。
枠を付けて締まりの追加
最後に枠を付けて締まりを付けてみました。
枠有りと無しを比べてみます。
これは好みかもしれませんが、今回は枠有りで進めます。
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背景を徐々に暗くして文字の協調
より文字が目立つように、文字レイヤーの下で背景の虎写真の上にグラデーション効果をつけてみました。
こうすることで、背景の虎写真より上にある文字にはグラデーション効果が反映されません。クリッピングマスクをかけても今回の場合は同様の効果になります。
今回のサムネイル画像編集は以上です。
まとめ
今回のサムネイル画像編集は、正面から撮影された『虎』の写真1枚を使って編集しました。
一番のポイントは、
文字で背景を切り抜く、クリッピングマスクです。
あとは、文字を目立たせるレイヤースタイルで、効果を付けております。
あなたのサムネイル画像編集方法の一つとして、お役に立てましたら幸いです。
今回の内容は、『独学Photoshop』の本で学んだ内容のほんの一部です。
書籍で学びながら、購入者限定WebページではさらにPSDデータをDLしてより詳しく勉強できるので、これからPhotoshopを学ぼうとしている方には是非オススメです。
また、当ブログでもPhotoshopテクニックを紹介していますので、他の記事もご覧ください。
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