Photoshopでスポットライトのような光源の作り方

今回は天井にあるライトからステージに向かって照らしている、スポットライトのような光源の作り方を紹介します。

  • ぼんやりとした光の玉を作る
  • 光の玉を変形
  • レイヤーの複製
  • グラデーション

大まかにいうとこれらの組合せです。

Photoshop初心者の方だとすこし難しく感じると思いますが、一つ一つの組合せなので是非トライしてみてくだい。

今回の記事では説明文は簡単に、画像を多く使うように意識してみました。

ではいきましょう!

 

黒ベースの背景に天井のライトを作成

黒ベースの背景で新規ファイルを作成します。

背景レイヤーとは別に一つ新規レイヤーを作り、ソフト円ブラシでライトの光を描きます。

この時のポイントは、黄色いライトの光「光源1」は別レイヤーで作りましょう。

次に「移動ツール」を使って、ソフト円ブラシで描いた「光源1」を変形させます。

楕円に変形させたら、レイヤー1(光源1)をコピペします。

コピぺした光源2のレイヤー効果で、「覆い焼きカラー」にすると、中心により強い光があるような表現になります。

覆い焼き(リニア)-加算 にしたらもっと強い光になったので、好みで使い分けてください。

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天井のライトを利用して床に反射する光の作成

このような床に反射している光を作っていきましょう。

 

レイヤー1(光源1)をコピぺして再利用

光源1レイヤーをコピペしたら、移動ツールで下へ移動してきます。

光が拡散しているように、「移動ツール」を使って、横に広げていきます。

床に反射した光もレイヤーのコピペとレイヤー効果を調整して、周りがぼんやりとするように調整していきましょう。

床の光がうっすらと広がってるようにするには、「床の反射1」と「床の反射2」それぞれを

  • 移動ツールを使いサイズを変えたり
  • 不透明度を変化させながら

レイヤーを重ねて表示させると光の広がりのようなイメージが簡単に作れます。

床の反射1と床の反射2を表示させた様子↓

床に反射した光、今回は2つのレイヤーですが、3つ4つと多くコピペしておくと広がり感を出したり、段階的に反射した光の表現を付けたい時に便利です。

 

天井と床の光をグラデーションを使い繋ぐ

この様に、天井のライトの光が床に照らされている様子、光のラインを作っていきます。

もちろんこれらも別のレイヤーで作っていきましょう。

後から作り直しや色の変更、グラデーション度合いの調整、非表示と修正が出来るようにする為です。

 

光のグラデーション作成

背景レイヤーの1つ上に新規レイヤーを作ります。

多角形選択ツールで三角形を作り、選択範囲にぼかしを加えます。

選択範囲のぼかしなどが出来る設定画面は、「選択とマスク…」をクリックすると出てきます。

 

輪郭が少しぼんやりとできてら、グラデーションで色を付けていきましょう!

上と下の〇や中心付近にある●を動かすことで、グラデーション具合を調節できるので好きな状態にしていきましょう。

また、色を変えたい時は、

①をダブルクリックすると、グラデーションで塗りつぶしという設定画面が出てきて、

②の色の部分をダブルクリックすると、グラデーションエディターが出てきます。

あとはお好みで調整してください。

降り注ぐ光にも濃淡をつけたいので、グラデーションレイヤーをコピペします。

コピーしたグラデーションを移動ツールを使い変形させていきます。

この時重なっていて、グラデーション1とコピーしたグラデーション、どちらがどうなっているのか分かりにくいです。

なので、不透明度を下げてどちらの光源がどうなっているのか確認しながら行うとだんだんイメージが出来てくると思います。

グラデーション具合を調整したい時は、サムネイル画像を1回クリックすると調整バーが出てくるので、色や変化具合を調整していきましょう。

色もこのように変更させることができます。

サムネイルって何?という時は次の記事を参考にして下さい。

 

ステージで光を受けている人の影

このような細工を作って完成です。

今回はフリー画像から見つけてきた女性写真を使って説明します。

モデルさんを「クイック選択ツール」で切り抜き、先ほどまで作ってきたステージのライト下近に置きます。

今回は影を追加したいので、ライトの真下ではなくて少し右にずらしました。

モデルさんのレイヤーをコピペして、移動ツールを使い変形させます。

作りたい影のイメージに変形させたら、コピペしたレイヤーは一つ下(モデルレイヤの下)へ移動させます。

移動させた影にしていきたいレイヤーに「レベル補正」を加えていきます。

①下のレイヤーだけにクリッピングマスクをかけてレベル補正

レベル補正では、②の中央のつまみを一番右にもっていくか、③の△を一番左にもっていくかで、色が抜けて真っ黒に変化します。

②の場合 ↓

③の場合 ↓

①のクリッピングマスクをかけなかった場合は、全体が真っ黒になってしまいました。

光源2で作ったライトの光「覆い焼きリニア」は残るみたいですね。

このままでは影が真っ黒なので、少し薄くします。

難しいことはせずに、不透明度(または塗り)で薄くしていきましょう。

このままでは光を当たっているはずのモデルさんが不自然なので、モデルさんにもグラデーションの光を当てていきましょう。

「Ctrl」を押しながらモデルレイヤーをクリックすることで、簡単に選択範囲が作れます。

あとは、天井のライトから床に反射した光を作った時の同じように、好みに合わせてグラデーションをかけていきましょう。

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背景を反対色で整えて完成

最後に背景色の一つ上、ライトや床に反射した光やモデルさんよりも一番下のレイヤーに好きな色をベタ塗りで置いて完成です。

今回は、ライトと床とモデルさんが全体的に黄色掛かっているので、反対色の濃い紫系(青紫)の色をおいてみました。

 

まとめ

今回の内容の復習です。

  • ぼんやりとした光の玉を作る
  • 光の玉を変形
  • レイヤーの複製
  • グラデーション

主にこれらの内容で、それぞれを複数のレイヤーで重ねて作りました。

レイヤーの順番によっても見え方は違ってくるので、1つ作ったらそのファイル自体は保存しておいて、ファイルコピーしたデータでいろいろと変化を楽しんでみてください。

きっと発想や理解度がが高まると思います。

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