Photoshopで惑星を作る方法:元素材は身近なアノ写真です

Photoshopを使い身近な写真で惑星を作る方法

今回はこれらのような宇宙空間のイメージ絵で使える、惑星を身近な写真から作る方法を簡単に紹介します。

慣れてくると様々な応用に使えますので、是非試して下さい!

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無機質な素材から惑星の元素材探し

無機質な素材から惑星の元素材探し

例えばみんな誰でも知っている、こちらの写真。

普段何気なく歩いているアスファルトを撮影した写真です。

この写真を使い、怪しく光り輝く惑星を作っていきたいと思います。

 

楕円形選択ツールで丸く選択範囲を選択

楕円形選択ツールで丸く選択範囲を選択

コンクリートの画像をPhotoshopで開いたら、次は選択範囲を作ります。

宇宙に浮かぶ惑星なので、まんまるに選択範囲を作りたいので、

1.楕円形選択ツール

を使い、選択範囲を作ります。

2.Shiftを押しながら楕円形選択ツールでドラックする

すると、楕円ではなくまんまるく選択範囲を作ることができます。

さんぷる 

スネーィル
スネーィル

こちらはまんまるの状態が見やすいように白塗りしましたが、

惑星を作る時は必要ありません。

丸い選択範囲が出来てれば問題ありません。

丸い選択範囲に球体の変形を加える

丸い選択範囲に球体の変形を加える

丸く選択範囲が作れている状態で、

フィルター ⇒ 変形 ⇒ 球体

を選択します。

すると、このように設定画面が出てきますので、

『量』を100にして、選択範囲を球体化させます。

球体変形

ただ、1回だけ球体化させただけだと、↓このようにちょっとイマイチ。

球体化1回

こういう時は、

・Ctrl+Alt+F

を2回くらい押して、球体化フィルター効果を少し強めます。

球体化を強めた様子

あまり球体化を強め過ぎても違和感が出てしまいますので、初期の1回+2回で今回は進めていきます。

※元の素材写真にもよりますので、好みで『Ctrl+Alt+F』は活用してください。

スネーィル
スネーィル

ちなみに、Ctrl+Alt+Fは、他のフィルター効果を重ねて効かせたい時などにも使えますので、是非いろいろと試して下さい。

 

球体化した画像をコピペ

球体化した画像をコピペ

球体化した時の選択範囲のままで、

・別レイヤーへ複写して黒のベタ塗りレイヤーを1つ下に配置

・新規の黒背景画像へコピペ

など、方法は問いませんが黒ベースに先ほどの球体化したアスファルト画像を貼り付けました。

スネーィル
スネーィル

貼り付けたと言っても、レイヤーは黒ベースのレイヤーと分けておいてください。

次からの効果でレイヤー分けが必要になってきますので。

 

レンズフィルターでオレンジ色に輝く惑星へ

レンズフィルターでオレンジ色に輝く惑星へ

こちらはオレンジ色のレンズフィルターをかけた様子です。

これだけでも怪しい惑星っぽくなってきましたね!

 

調整レイヤーで大気圏を追加

調整レイヤーで大気圏を追加

より球体っぽく立体的に見せたい時に効果的なのが、

調整レイヤー 光彩(内側):色は黒

としたのが上の様子です。

スネーィル
スネーィル

周りが黒く影になっている様子がより立体感を出してくれてます。

次に大気圏を作っていきたいと思います。

レイヤースタイルこうさい(外側)

次も同じく、

・調整レイヤー 光彩(外側) 黄色

を使い大気圏風のイメージを追加してみました。

スネーィル
スネーィル

もう少し薄っすらとした方が良かったかもしれませんが、当記事では分かりやすいように少し大げさに表現してます。

別の写真を重ねてリアル感UP!

ひび割れテクスチャ

せっかくですので、次はこちらのひび割れテクスチャを重ねていきたいと思います。

スネーィル
スネーィル

ひび割れテクスチャといっても、こちらの画像は

普段よく見かける道路に塗装されていた横断歩道を接写した写真です。

クリッピングマスクでひび割れ表現追加

クリッピングマスクでひび割れ表現追加

上記の調整レイヤーを一旦外すとこのような感じです。

一見すると、ひび割れ写真の上にアスファルト球体が乗っているレイヤー構造のように見えますが、実際は逆です。

スネーィル
スネーィル

レイヤー構成は以下のようになっています。

レイヤー構成

球体の上にひび割れを重ねておりますので、本来なら球体は隠れてしまいますが、

・焼き込み(リニア)

にすることで下のレイヤーも表示されます。

 

クリッピングマスクで余分なところを削除

クリッピングマスクで余分なところを削除

・レンズフィルター

・ひび割れた横断歩道

の二つのレイヤーをクリッピングマスクを使って表現したのがこちらです。

クリッピングマスクで完成

なんだかひび割れて爆発してきそうな感じになりました。

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意外と使える日常的は写真素材

トップ画像で使ってた天体の元素材は、どれもみな身近にあるものばかりで作りました。

例えばこちら↓は、街路樹の表面をモノクロにしたものです。

木の肌

こちら↓のフローリングも木目や貼り合わせの筋を利用すると天体っぽくなりました。

フローリング

こちら↓は歩道に敷き詰められていたブロックを少し色味補正をしたものです。

ブロック

 

これらを踏まえてもう一度こちらの画像を見ると、どれを使い作った画像かおおよそ検討が付くと思います。

Photoshopを使い身近な写真で惑星を作る方法

 

まとめ

今回は身近な物を使い天体を作る方法を紹介してきました。

ポイントは、

  • 楕円形選択ツールでまんまるく選択
  • フィルター機能の球体を数回重ねて効果を倍増
  • レンズフィルターで色を変化
  • 調整レイヤー光彩(内側)(外側)で効果を追加
  • クリッピングマスクで写真の合成

それ以外には、レイヤー重ね合わせやレイヤーの属性『今回は:焼き込み(リニア)』を加えることでよりオリジナルな作品が出来上がります。

是非参考として下さい。

スネーィル
スネーィル

途中で紹介した

・クリッピングマスク

については次のペンキが垂れた文字の記事で分かりやすく紹介してますので、そちらも合わせてご覧ください。

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