今回は、Photoshpを使って光の当たり方を調整する練習をしていきたいと思います。
というより、合成写真を作ってから太陽光を追加工していくようなイメージです。Photoshopならではの、非現実的な写真を目指していきたいと思います。
非現実的な光を表現していく為に用意するものは、
- まぶしい太陽
- 元の風景(今回は都会)
- 被写体(500円玉)
これらの素材を使って始めに合成写真を作り、それからPhotoshopで光の当たり方を調整していく流れで紹介していきます。
Photoshopで使う主なツールは、
- トーンカーブ
- マスク
です。それでは紹介していきます。
合成写真の元写真を用意
これらが今回の元写真です。
この3枚の写真でどんなのを作っていくんだい?
都会に降り注ぐ太陽光を作り、突き刺さった大きな500円玉に影が出来る様子です。まだあまりうまく出来ませんが、まずは練習です。
ではさっそく作りながら紹介していきます。詳細はある程度省略してますが、ご了承下さい。
背景写真と太陽の合成
だいたいこんな感じで太陽を合成していきす。これだとあまりに不自然なので、重ねた太陽の写真で不要なところにマスクをかけていきます。
マスクをかけるときの境界線は適度にぼかしていきましょう。そうしないと不自然になってしまうので気を付けてください。
そして、こうなりました。
さっきよりはまだいいけど、空の色が違いすぎないか?
このままでは確かに不自然なので、次は明るさ調整です。
背景は白っぽくて、重ねた太陽の空は青が強く、黒っぽくみえてしまっているので、太陽光レイヤーだけに調整レイヤーで明るさを追加していきます。
レイヤー構成は次のようにしてみました。
全体の明るさを変えてしまうと都会の背景写真も明るくなってしまうので、重ねた太陽の光レイヤーだけを明るさ調整しました。
やり方は、エンターキーに似たような下向きの矢印(黄色のあたりでaltを押しながら下のレイヤーをクリック)としていることで、太陽の光レイヤーだけを明るくしました。
すると、こうなります。
まぁ、これくらいならヨシ!としましょう。理由は次のトーンカーブをきかせるからです。
まだちょっと不自然感があるけど…
練習だから、あぁいいか。
次いきます。
写真の空に光の調整を加えたトーンカーブ
少しかすんでぼんやりとしていた空に、トーンカーブを使って調整しました。
すると、空の感じが結構かわります。
空だけの光加減を調整(トーンカーブ)しましたので、はじめに選択範囲を決めてからの調整です。
この様に、空だけを選択して、そこだけを調整したのが上記の写真です。
今回のトーンカーブはこんな感じです。数値でいくつというより、実際の画面をみてこのようにしました。
Photoshopを覚えていくためには、感覚的にどんどん使って慣れていくことが覚える近道ですよ。
コピペで被写体の合成
つぎはこの500円玉を合成していきたいと思います。
さっそく輪郭をクイック選択ツールで選択し、コピーして先ほどの編集ファイルへ、ペーストしています。
これもすごく変だけど、またちょっとしたテクニックを加えるんでしょ?
もちろんです。
まず、先ほどペースト(貼付け)した500円玉の画像を選択し、バウンディングボックスの角の□を(ctrlを押しながら)動かして、立体感があるような感じにしてみました。
なんか、こうするとちょっと面白いねぇ!
とりあえず配置できたので、次は都会の街に刺さったようにしたいので、部分的にマスクをかけていきます。
半透明にしてマスキングしていきましょう!
部分的にマスクをかける
特にPhotoshopの練習を始めた初期だったり、マスクの操作を覚えたてのころは、この合成写真の為のマスクは結構理解するのが大変だと思います。
おいらもこれは苦手だ。。。
私自身もまだよく理解してませんが、なんとなく感覚でやってます。
やり方は、次のようにやりました。
- 背景写真を用意
- 合成写真を別レイヤーで重ねて半透明にする
- 背景写真を選択した状態で、クイック選択ツールで範囲を決める
- 選択範囲の点線が出ている様態で、背景になる写真を選択する
- レイヤーマスクを追加を押す
- 微調整をする
このように文字だけだとわかりにくいけど、何度か自分で項目を探しながらやると、だんだん覚えてきます。そして結局誰かに説明しようとなると、上記の1~6の順番になると思いますよ。
ちょっと大変だけど、是非やってみてください。
で、出来たのがこんな感じ。
あと少しです。
頑張りましょう!
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光が当たってるところだけトーンカーブ
明るさ調整でも似たようにできますが、今回はトーンカーブをつかいます。始めにトーンカーブを使い全体を明るくします。
そして、太陽光が当たってそうなところだけが明るくなっているようにして、他は調整レイヤー(トーンカーブ)がかからないようにします。
もちろん、この時も500円玉のレイヤーだけに効果を付けます。
ただ、これだと輪郭がくっきりしすぎてますので、選択範囲の境界線をぼかします。
境界線のぼかし方はいろいろありますが、私はこうしました。
影も極端に暗くトーンカーブ
先ほど500円玉に光が当たっている様子をトーンカーブでつくりました。次はその逆で、影をトーンカーブでつくってみます。
今度は500円玉だけでなく、全体を調整していきます。
すると、こうなりました、
トーンカーブのグラフはこんな感じです。
今回はトーンカーブを使って影を入れましたが、白と黒で影と光の当たり方を描いていく方法もあります。
実際の紙(キャンパス)に色を塗っていく、置いていく、吹き付けていくような表現方法で、そのやり方については、
この記事で書いてみました。結果が同じようになればいいので参考程度にどうぞ。
レンズフィルターで光をアレンジ
せっかくなので、全体にオレンジ系のレンズフィルターをかけてみたらこんな感じになりました。
スネーィルさんも遊び心を入れられるようになってきたんですね、Photoshopの操作を覚えるのは遊びながら楽しく!はたいせつなことですね♪
すごく非現実な世界ですが、Photoshpで加工したぞ!というような作品が出来上がりました。せっかくなので、写真ACへ投稿してみようと思います。
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まとめ
今回は、Photoshopを使って光の当たり方について練習してきました。
Photsohopの主な操作は、
- トーンカーブ
- レイヤーマスク
です。
具体的には、光の強弱と影は調整レイヤーのトーンカーブを使い、効果を付けた境界線のぼかしについては、レイヤーマスクでぼかし具合を明るいところと暗いところで使い分けました。
なんとなく操作がわかってくると、作ってみたい画像のアイデアもわいてくるので、これからPhotoshopを練習していこうと思っている方は是非、参考にして下さい。
また、以下の記事でもレイヤーマスクや境界線をぼかす操作を合わせて使っていますので、よかったらご覧ください。
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