マーケティング業界で働いている方々の体験談を紹介します。
4回に渡って紹介ていく、生の声の第2回目は、「BtoE,BtoCマーケティング業界」です。
業界によって必要なスキルやお給料は随分と違いますが、どこの業界でもマーケティング業界という大きなくくりでは、共通するところがありますので、
マーケティング業界で働いてみたい。と興味を持っている方は、是非参考にして下さい。
※BtoE とは、企業が従業員に向けて行うサービスのこと。働きやすい企業作りなど。
※BtoC とは、企業が個人に向けて行うサービスのこと。個人消費向けサービスなど。
旅行会社のマーケティング業務内容を紹介
上場の旅行会社にて競合他社の価格調査、ペルソナ設定、ブランディングなどの業務を行っています。
他社のライバル商品で金額を調べたり、商品内容を分析し、社内商品開発チームへの橋渡しを行っています。
また新たな商品企画のためにブランディングのため、他社や社会の動き分析をしたり、合わせて自社の強み・弱みの棚卸しを行いブランディングを行ったりしています。(いわゆるSWOT分析とポジショニング)。
ブランディングで制定したものを通じて、ブランド展開を行うなどしています。
私の勤務先はマーケティング会社ではなく旅行会社なので、一貫してマーケティング戦略をつくったり、実装できる点は魅力的だと思います。
職務歴は新卒から5年ほど担当。
雇用形態は正社員として週5日・8時間でフレックス勤務、コロナ流行後は在宅ワークがほとんどで、現在も週4日は在宅勤務をしています。
マーケティング業務が主流でもお給料は旅行会社ベース
私のお給料は、手取り月給17万円ほど。
給料としては、基本的な旅行会社の給料テーブルに準じていると思います。残業時の時給は1400円ぐらいだと思います。
深夜料金も労働基準法に準じて一応ありましたが、コロナ渦でボーナスは無くなりました。
さらに、マーケティングの結果が給料や賞与に還元されることがなかったのは不満なところです。
私と同様にこの点を不満とするスタッフが多く、退職が相次いでいるので残された人の負担が大きくなり、新型コロナウイルスで業績が下がり、昇給はほぼないものでした。
得られた収入の使い方は生活費や貯金など普通の使い方だと思います。
コロナ禍前は手当やボーナスもあったので、海外旅行に頻繁に行っていたので、旅行費用に消えることが多かったですが、今は出社時のコーヒーやランチ代くらいでほとんどなくなってしまいます。
仕事のスキルアップの為に使うお金は、AmazonのKindle Unlimitedぐらいです。
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旅行会社のマーケティングで大変だったこと
社内での協力を得ることです。
マーケティング理論に基づいて導いた戦略が社内の他部署の方に理解してもらえず実装できないこと、それにより市場をライバルに先に取られてしまって悔しい思いは多々ありました。
特にマーケティングは新しい概念が登場したり、トレンドの移り変わりが激しい分野です。
新しいものや考え方を拒絶したり、これまでのやり方が正しいと思っている年齢が高めの上層部との交渉にエネルギーを使うことがものすごいストレスでした。
予算を決めるうんぬんの前に、社内でどう理解してもらうかに理論立てて資料を作って説明することにコスパの悪さを感じることはよくありました。
しかし、そこを超えない限りはマーケティング戦略を実行できないので、チーム内で協力して行うことが求められます。
属にいう、根回しとでもいうのでしょうかね。
一般企業でマーケティング業務をする時のアドバイス
必須スキルは、基本的なマーケティングのフレームワークに加えて、日々勉強し続けるスキルです。
常に新しい情報をキャッチアップして、自分の仕事に還元させていくことが求められると感じます。
もし、これから就職や転職を考えている人は、履歴書や面接に関しては、月並みかもしれないがきちんとした数字で話すことと。
相手の理解度に合わせて噛み砕いて実績を話すことで評価してもらいやすいと思います。
入社前に特に必要なスキルは特にないと思いますが、入社してから知識を整理したり研修などで新しい知識を得ることが必要ななので、勉強好きがいいと思います。
例えば、街中のお店やCMのマーケティングはどうなっているのか考える癖をつけるといいと思います。
またデメリットとしては、他業界へ退職後もマーケティング戦略を分析する癖が抜けなくなるので、素直な感性で受け止められるまでの時間が少々必要です。
マーケティング業を目指す人へのアドバイス
1つ目は、SNSで、情報収集用のアカウントを作ることです。
鍵をかけたアカウントで他社や関連ニュースのアカウントをフォローすることで、その時々のトレンドをキャッチアップすることは仕事をすることで大変役立ちました。
もちろん息抜きにもなったりします。
2つ目は、Kindle Unlimitedです。
基本情報を調べる上で、まずは読み放題の資料をさーっと読んでこれから必要な知識をみつけだし、深堀していくやり方は、コスパが良いのでおすすめです。
最後3つ目は人と話すことです。
雑談することで、行き詰まった時にさりげなく話したことが打開策になることは多々あるので、雑談しやすい雰囲気作りは大事です。
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