今回は、大きな文字の奥から光がさしている様子を作る方法を紹介します。
Photoshopで使う機能と流れは以下のようになります。
- ベースとなるカンバスの新規作成
- 文字の作成
- 文字の反転
- 文字のラスタライズ
- 光源の追加
- ぼかし(ガウス)
- 光量追加
- 文字の輪郭にリアルな光を追加
- 完成(おまけにレンズフィルター追加)
それではさっそく紹介します。
ベースとなるカンバスの新規作成
Photoshopを開いたら、さっそく新規作成でカンバスを用意しましょう。
今回は、ちょっとくらいいところに文字の看板みたいなのを立てて、その奥から光が差し込んでくるようなイメージにしたいので、ベースとなる色はやや暗い色にしました。
そして、文字を入力したのがこちらです。
ひとまず、準備OKです。
つぎは、このLIGHTという文字に光を当てた時にできる影を先に準備していきます。
Photoshopで文字に影を付ける方法
まず、文字をコピーします。
やり方は、文字レイヤーを選択した状態で Ctrl+J を押すと同じ大きさ字体でコピーできます。
コピーが出来たら、中央真ん中のバウンディングボックスを押して、文字を反転させます。
反転させたら、次は文字レイヤーを選んで右クリックして、テキストをラスタライズさせて、テキスト形式から画像形式にします。
テキストをラスタライズさせると、もう文字ではなく画像という認識になるのでもう文字変更はできませんが、自由変形が出来るようになります。
テキストをラスタライズしたら、次はCtrlを押しながら左下、右下のバウンディングボックスの四角を台形に引き伸ばしましょう。
このように、文字レイヤーも画像データに変わり、自由に変形が出来るようになります。
このままでは影としてはクッキリしすぎているので、ぼかしていきます。
影っぽくぼかす方法
ラスタライズした文字を『クイック選択ツール』で選択します。
色がハッキリとしていますので、一気に選択範囲が選べるはずです。影になる部分の文字を選択したら、レイヤーマスクをかけます。
この様にできたら、次はこのマスクに『グラデーション』をかけて、影がだんだん薄くなるように手を加えていきます。
グラデーションの設定はこのような感じ。
つぎは、より影っぽく見えるように影全体にぼかしを加えていきます。
ぼかし(ガウス)機能を使っていきます。
ぼかし具合はお好みで!
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影の表現はいろいろと覚えておくとこのようなレタッチとしても活用できます。
ここまで出来たら、次は光源を作っていきます。
Photoshopで光源を準備
ソフト円ブラシに持ち替えて、ブラシサイズはかなり大きめ、硬さは0%にして光が当たってそうな中央上の方を何回かポンポンとします。
今回は、黄色で何度がクリックしたあと、同じ中央部分に白で1回クリックしました。この方がより眩しい光のように見えるからです。
えっ、ちょっとまって。おいらの場合文字が隠れてしまったぞ!
もしこのようになってしまった時は、レイヤーの位置を動かしてみましょう。
これはこれでもいいのですが、こんかいのお手本のように文字の向こうから光が差し込むようにする場合は、以下のようにして下さい。
光源用に新規レイヤーを作り、LIGHTという文字と影のレイヤーの下にもってきました。すると、光の順番がちょうどよくなります。
ちょっと補足ですが、光の作り方は別記事でも書いてますので、そちらも後でご覧ください。
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次は、いよいよ仕上げです!
文字の周りに光と追加する方法
文字の周りに画面の奥から強い光が当たり、光が漏れている様子を表現したいので、
- 文字レイヤーをダブルクリックして、レイヤースタイルの表示
- 光彩(外側)を選択
設定はこのようにしました。ポイントは
- 不透明度 ⇒ 100%
- 色 ⇒ 白
- スプレッドとサイズは、画像を見ながら調整
- 画質の範囲を100%
これでも物足りない時は、ベベルとエンボスも少し調整を加えると、より光が強く表現できます。
文字の奥から光が差し込んでくる表現のまとめ
ちなみに、こちらは最後にオレンジ色のレンズフィルターを100%で一番上に乗せた様子です。
如何だったでしょうか。
今回文字の奥から光が差し込んでくる様子をPhotoshopで造った流れは、
- ベースとなるカンバスの新規作成
- 文字の作成
- 文字の反転
- 文字のラスタライズ
- 光源の追加
- ぼかし(ガウス)
- 光量追加
- 文字の輪郭にリアルな光を追加
- 完成(おまけにレンズフィルター追加)
この様になります。
今回は黒文字ですが、文字を別の色にしたり、違った模様を追加してみるとそれはまた新鮮なデザインが出来ると思います。
ちょっと大変ですが、慣れれば他にも応用が利きますので、是非やってみてください。
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