今回は、コスメ店での事務仕事や広告代理店などで働く、本来は別の担当を持っているけど、いつもいろいろと頼まれてしまう、
マルチな職場の助っ人、社内デザイナーさんへ向けたPhotoshopテクニックを簡単に紹介します。
ミッションは、Photoshop歴3ヵ月くらいの方へ向けた内容で、
- これしかない写真素材から一つを白抜き抽出
- 床に置いてあるように反転加工
を紹介しながら、上のようなイメージを作っていきたいと思います。
ではいきます!
切り抜く時はクイック選択ツールでOK
今回はこちら、フリー素材で見つけた化粧品写真で、一番左の乳液画像を使って説明していきます。
先輩や上司に、『ゴメン!この素材しかないけど、簡単にでいいから商品紹介チラシ作って!』など、ムチャブリされたりする。そんな時に方法です。
まず、必要な素材を切り抜くので、
- クイック選択ツール
で要素を選択します。細部は拡大して、ブラシの大きさも調整しながらなるべくスムーズに選択範囲を作りましょう。
選択範囲が出来たら、レイヤーマスクで要らないところは非表示にします。(マスクをかけます)
はい、出来ましたが、キャップが透明だったので後ろの物(矢印部)が写り込んでしまいました。でもだいじょうぶ!後で消します。
レイヤーの様子はこのような感じです。元の背景写真は年の為残しておき、写真をコピーしてマスクをかけました。
削除や選択範囲を作ってコピー『Ctrl+J』だと、ちょっと消しすぎてしまった部分を再現する時に元の画像から持ってくるのが大変なので、レイヤーマスクにしておくと便利です。
切抜きが出来れば白レイヤーを下にして白抜き完成
この様に『ベタ塗り白』を1つ下のレイヤーにおいて、白抜き素材の完成です。
また、矢印部の透明蓋の奥に写り込んでしまったものは
- スポット修復ブラシツール
- スタンプツール
で修正済みです。
背景画真っ白だと、今回の商品では少し違和感がありますので、次の項目でグラデーションを追加していきたいと思います。
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白抜き素材にグラデーションを効果を追加
今回のサンプル写真では、商品が温かい感じの茶色をしているので、周りに少しピンク系のグラデーションをつけてみました。
白背景の上にピンク系のグラデーションを被せあましたが、グラデーションは軽くかけたかったので、グラデーションの不透明度は少し下げています。
これでベースの素材は出来ましたので、次は床に写り込む、
反射加工について紹介していきます。
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床に写り込む反射加工の作り方
まずは全体的に位置をすこし左上に移動しました。
反転したものを移した時のスペース確保の為です。
マスクをかけた写真を反転コピーします。
レイヤーマスクのサムネイル画像をCtrlキーを押しながら左クリックを押すと、この時の選択範囲が再び選択されるので、この状態で、コピペします。
Ctrl+Jを押すと、選択範囲で囲った部分のみコピペすることが出来ます。
コピペしたら、バウンディングボックスをググッっと引っ張り、写真を反転させます。
上の写真は分かりやすいように横にずらしてますが、貼り付けたいちでそのままやった方が左右の位置ずれも気にせず素早く出来ます。
反転させたら、一旦そのレイヤーを非表示にして、影を作ります。
影は別レイヤーで作り不透明度で明るさ調整
この様な感じでつくってみました。
影の色は、元の背景色を抽出して(似たような色)それの濃い色にした方が見た目も違和感を少なく表現できます。
影も別レイヤーで作っておくのを忘れないでね!
この時の影はあまり拘った影の必要はありません。
立体感を出したいだけなので。
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実物と反射をつなげるワープ機能
ただ上下を反転させただけだと、この辺りが不自然になってしまうので、反転させたほうの画像をワープ機能を使って変形させていきます。
このようなイメージに変形させていきます。
編集 ⇒ 変形 ⇒ ワープ を選択すると、次のようなのが出てきます。
四隅をつまんで引っ張っていくと変形させることが出来ます。
ワープ機能は少し慣れが必要ですが、いろいろと変形が出来て面白いですよ!
変形が出来たら、うっすらと反射するイメージにしたいので、レイヤーマスクにグラデーションを付けます。
レイヤーマスクにグラデーション
だいたいこれくらいでOKとしましょう。
反転して、うっすらと文字くらいまでが反射している感じにしてみました。反射素材はレイヤーごとに不透明度で下げることが出来るので、ひとまず、OKとしましょう。
いよいよ完成が近づいてきました。
影や反転画像のレイヤーの順番、反転画像の不透明度を整えると次のようにできました。
なんとなく床に映ってるくらいがちょうど良いですね。
まとめ
完成です。
復習すると、
- クイック選択ツールとレイヤーマスクで白抜き
- 選択範囲で囲ったらコピペの上下反転
- 影を付けて立体感を出す
- うっすらイメージのグラデーション
- レイヤーの順番と不透明度調整
で、完成です。
あとは自由な販促キャッチコピーだったり、伝えたいコメントを添えて完成です。
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