フォトショップをなんとなく覚えてきた、スネーィルです。
今回は、Photoshopを使ってハイビスカスの写真と自宅の壁紙を利用したアイキャッチ素材を作っていきたいと思います。
この記事はPhotoshop初心者向けより、ほんの少しだけ背伸ばしした内容です。
今回の内容は、
- 花の切り取り
- 壁紙の色変更
- 壁紙と花の写真、合成
- ドロップシャドウじゃない影をつける
- 壁紙(背景)を変えて類似品の作成
といった感じで紹介していきます。
それではいきます!
Photoshopで花の切り抜き
早速、今回利用するお花を切り抜いていきます。
今回切り抜くのは上記の花、ハイビスカスです。
切り抜く方法はいろいろありますが、私の中で一番簡単で使い慣れている方法で紹介します。
早速、
- クイック選択ツール
を使っていきます。
私の使っているPC性能は中の下?なので、サクサク作業が進むように、はじめに元画像の外側をザックリと削除してから行いました。
外側をザックリと削除した方法は、以前の記事
この記事の1つ目に紹介している『シンプルな切り抜き』や切り抜きツールで周りを消してから作業開始です。
なんでいきなりそんなめんどくさいことするの?
実は、上のハイビスカスの写真ですが、知り合いの一眼レフカメラで撮影した画像を頂いたものです。
なので、画像データが重かったからです。ちなみに私はスマホカメラしかもっていません。
ふ~ん…
そうなんだ。カメラや高性能PC買えばいいのに。
なるほど!金がないのか?
雑談はさておき、
外周をザックリと消して、次にクイック選択ツールでハイビスカスをザックリと選択します。
ザックリと選択しても、Photoshopの自動機能(AI)は凄く精度が良いので、ほぼほぼそれっぽく選択できました。
ただ、まだイマイチなところはありますので、その部分は境界線調整ブラシツールでなぞり、選択範囲を絞り込みます。
これは、人間の髪の毛や動物の毛などの選択範囲を作るときにも便利ですよね!
このように雄しべと雌しべの隙間の背景も選択・非選択ができました。
この状態でマスクして、
画像データは保存(Ctrl+S)もしくは、名前を変えて保存しておきます。
まずは、これでハイビスカスの切り抜き準備が整いました。
次は背景画像を準備します。
背景画像の下準備、壁紙の色変更
今回利用するのは、自宅の壁紙をスマホで撮影した画像です。
まぁまぁ良く撮れたのでそのまま使いたいと思いますが、陰になってしまったりカメラの角度によっては、模様が歪んでしまったときは、この時点で調整していきます。
自分の影が映りこんでしまったときは、修正すると結構手間がかかるのでなるべく影にならないように撮影していきましょう。
簡単な影でしたら、
この記事を参考にして修正してください。
今回は割愛します。
今回のような模様で簡単な歪みの修正は、
移動ツールを選択して、四隅の□を Ctrl を押しながら微調整くらいでいいと思います。
最終的に出来上がった画像が、真っすぐなラインと少し斜めになったラインを比較すると、真っすぐになってた方が気持ちが良いですからね!
なんか前もこの方法見たことあるぞ!?
そうそう、ちょっと前に黒板を作った時の縁の歪みを直した時の方法です。
あとは、少し明るくしたり、好みの色味を足したりして調整していきましょう。
少し明るくする方法は、
調整レイヤー(明るさ・コントラスト)で明るくしてもいいですし、同じ背景画像レイヤーをコピー(Ctrl+J)して、スクリーンにして明るくしたり方法は問いません。
また、色味を変える方法は、
調整レイヤーのレンズフィルターを被せるのもいいかもしれませんね!
自分のやり慣れた方法がベターです。
ここは経験を重ねると画像の状況によって使い分ける感覚が身に付いてくることでしょう。
壁紙と花(ハイビスカス)の合成
先ほどのハイビスカスの花をコピー(Ctrl+C)して、壁紙ファイルを開きペースト(Ctrl+V)します。
このCtrl+Cのコピーってどうやるの?
まず、先ほどの花切り取りファイルへ戻ります。
そして、この黄色い部分あたりを一度クリックして、レイヤーをアクティブにした状態にします。すると、先ほど切り抜いたハイビスカスの画像にバウンディングボックスがでます。
この状態にして、 Ctrl+C を押してコピーします。
次は、配置する背景(壁紙)レイヤーでも同じようにレイヤーの黄色い丸のあたりをクリックして、そこで Ctrl+V で貼り付けます。
この時、レイヤーの属性というのでしょうか、次の黄色い四角く囲ったところを色々と変えてみると、様々な変化があって面白いですよ。
私の場合、今回は『焼き込み(リニア)』というものにしてみました。
ところが、これが失敗でした。
なぜ失敗なのかは次の影付けのところで説明します。
ドロップシャドウ以外の影を付けてみよう
どうせでしたら、貼り付けたハイビスカスの花に影を付けて少し立体感を出したいと思います。
上の絵の影は『ドロップシャドウ』でつけました。
しかし今回は、ちょっと違った方法で影を付けていきたいと思います。
まず、先ほどの花のファイルへ戻り、マスクされたところ(黄色矢印)を
Ctrl を押しながらクリックします。
すると、再び選択範囲が表示されます。
その状態でベタ塗り(黒)を選択します。
すると、ハイビスカスの花と同じ形の黒い影ができました。
次はこれを先ほどハイビスカスを配置したレイヤーの下に配置します。
このように配置しました。
ハイビスカスのレイヤーの下にベタ塗の黒い影を設置してますが、画面では、黒い影の方が上になってしまっています。
こういう時は上のレイヤーの属性を確認してみるときっと解決できますよ。
早速レイヤーを確認します。
上記の方で、焼き込み(リニア)にしてました。
それを通常に戻してみます。
すると?
通常にしたら、レイヤーの前後関係と画像前後関係が直りました!
詳しい概念とか理由は分かりませんが、結果的には直りましたのでこのまま進めていきます。
黒い影にぼかしを入れよう!
この黒い影レイヤーを選択した状態で、
上部にあるメニュー欄から『フィルター・ぼかし・ぼかし(ガウス)』を選択します。
すると、警告メッセージが出たので、指示に従うことにします。
ラスタライズするか、スマートオブジェクトに変換するか、もしくはこの作業をキャンセルするかどれにしますか?
と出てきたので私は、
スマートオブジェクトに変換を選択します。
ラスタライズじゃダメなの?
どっちでもいいんだけど、ちょっと後でこの影が真っ黒なのを少し色を変えたいので、スマートオブジェクトを選択しました。
ふ~ん。
なんかよくわからないけど、真似しとくか。
フォトショップではよく専門用語が出てきます。
もしわからなければ自分の持っている本の目次から調べたり、ネット上で検索してなんのことなのか見ておいた方がいいです。
これらの専門用語って、はじめに一気に覚えようとしてもなかなか覚えられないけど、実際の作業をやりながらその都度調べていくと、いつの間にか覚えてきますので心配いりませんよ。
黒い影にぼかしをいれると、だんだんそれっぽくなってきました。
でもこれって、ドロップシャドウでもできるんじゃない?
次の作業がドロップシャドウではない影の付け方です。
黒い画像として配置してますので、こんな感じにできます。
なるほど!
そういうことか。
だから始めの方に背景の歪みを直す方法も書いてあったんだね!
あれと同じことを影にも使ってみる作戦だね!
もうここまでくると、あと少しです。
ちなみにこの影ですが、一度ぼかしをかけましたが、変形させるときには一時的に解除されて変形編集画面になり、
確定させると再びボカシが戻ります。
あとはこれら2つ(花と影)を好きなところに配置してほぼ完成です!
影の色を背景に合わせて変える
ここからはおまけに近い内容なので、一気に説明していきます。
まず壁になっている、べた塗りのレイヤーをダブルクリック
すると、はじめの方で影だけを作ったファイルが開きます。
そして、黒いところをダブルクリック。
するとカラーピッカーが出てくるので、好きな色へ変更します。
色が決まったらここで、保存(Ctrl+S)しましょう。
すると、影の色が変わりました。
これをやりたかったので、先ほどスマートオブジェクトに変換を選択しました。
もしこれがラスタライズしてしまったら変更できなくなってしまうからです。
でも、なんで影の色を変えるの?
黒で良くない??
これには理由があります。
一般的に『影=黒』ってイメージがありますが、影を真っ黒にするよりは、背景の色味が少し残った黒の方が出来上がった作品ではより自然な感じが残るからです。
結果は、次を見て頂くとなんとなく不自然さが無いのが分かると思います。
これ↑が完成形です。
ちなみに影を真っ黒にした時の様子はこんな感じ
個人的には、上の背景のベージュ色が残った感じの影の方が好きですね!
≪ 関連記事 ≫
背景を複数用意して類似品の作成
あとはレイヤーの壁紙の部分に他の背景を設置し、表示・非表示を使って複数のアイキャッチ画像素材を作ることができます。
このような感じで、写真投稿サイト写真ACへ投稿してみました。
まとめ
今回の内容をまとめると、
- 花の切り取りは、クイック選択ツールと境界線調整ブラシ
- 壁紙の色変更は、レイヤー複製(スクリーン)+レンズフィルター
- 壁紙と花写真の合成は、Ctrl+CとVでコピペ
- ドロップシャドウじゃない影をつけるには、黒のベタ塗り画像で変形+ぼかしそして、背景の色味を残した黒
- 壁紙の背景を変えて類似品の作成
以上です。
参考にしてもらえると幸いです。
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