EC店舗へのコンサルティング営業ってどんな仕事?体験談の紹介

EC店舗へのコンサルティング営業ってどんな仕事?体験談の紹介

EC店舗にコンサルティング営業をする業務を行っている、30代男性の職業体験談を紹介します。

特に大型クライアント(大手企業やEC業界で有名な店舗)の担当経験があり、ファッション全般や家電製品やPCなどの領域をメインに担当して、各メーカーや卸売り問屋との商談が主な業務です。

EC店舗やコンサル業に興味のある方は、是非ご覧ください。

それでは、紹介します。

 

EC店舗へ向けたコンサル業務に至るまでの経緯

僕の今の業務は、EC店舗のコンサル業務です。

具体的な目標は担当クライアントの売上予算と、広告予算の達成がミッションです。

営業手法のほとんどは電話による営業であるものの、大きなクライアントととなるとコロナ禍以前は企業への直接訪問や来社対応も行っておりました。

ところがコロナ禍以降についてはオンライン(ZOOM)商談がメインです。

私はECコンサルティング業界で10年以上のキャリアを持ち、そのキャリアは業務委託社員からスタートして、その後は契約社員を経て正社員として現在活動しています。

 

EC店舗へのコンサル業のお給料ってどれくらい?

私が経験してきたECコンサルティングのお給料事情だと、雇用形態によって結構違いがあると思います。

営業人員の多くを占める契約社員だと、年収としては300万円前後。

その契約社員を数名管理する正社員(一般職)で400万円前後、そのなかでもチームを監督する正社員で(総合職・課長クラス)だと650~900万円くらい。

もっと大きい部を監督する総合職で、部長クラスになると、だいたい800万円以上というのが相場です。

また営業という職種上、目標の達成に応じてインセンティブの支給もあります。

役職外であれば四半期の達成状況によって0~60万円、役職者は達成率の状況に応じて0~40万円支給されます。

 

EC店舗向けコンサル業務で大変だったこと

EC店舗向けコンサル業務で大変だったこと

私が経験してきたECコンサルティング業界で大変だったことは、大きく分けて2点あります。

 

1点目は定時で仕事を終えることが難しかったです。

理由としては商談時に使う資料作成にかなりの時間を要するためです。

また、この資料の見た目や見せ方、プレゼン能力によって成約率が大きく左右されますので、結果的にインセンティブ料に反映されます。

1週間のうちに何社かのアポイントが入ってしまうと、終電まで資料を作成し続けることもありましたし、休日の時間を使って作業の穴埋めをすることも多々ありました。

しかし、重要クライアントを任されているという自負もあり、それがモチベーションを維持していく源です。

その為、己のスキルアップのチャンスだと思い、資料作成にかける時間の短縮と、資料自体のクオリティを上げるためPCスクールに通ったりして、資格を取得してきたりしました。

スクール代は会社では持ってもらえませんでしたが、結果的には自分のスキルと成約率へ戻ってくるので、無理のない範囲で積極的にスキルアップを目指し、お給料アップを狙っていきました。

 

2点目は広告営業の立場上、販売した広告の結果(アクセス数や売上)が芳しくなかった場合のクライアントからのクレームやお叱りがあった時です。

その補填をするために営業以外の社内の方に色々と相談してアドバイスを貰ったり、コミュニケーションをとるようにしてきたので、おかげ様で社内政治力が身に付いたと思います。

 

ECコンサル業を目指す人へのアドバイス

ECコンサルティング営業の仕事自体は、入り口がとても広いと思います。

私の勤め先の場合だと学歴不問ですし、面接時にはある程度のコミュニケーション力があればそんなに難しいものではありません。

これは業界全体的に言える傾向だと思います。

ただどこの企業もそうですが、前職の在籍期間が1年未満だったりすると継続性がないと判断されがちで採用の難易度は上がります。

特段必要なスキルはないですが、ある程度のPCスキル(Excel、PowerPoint)は使えたほうが良いと思います。

さらに、画像編集ソフト関係ではPhotoshopやIllustratorなども多少使えると、さらに第一印象がよく、転職時には有利かと思います。

Photoshopを使った職業体験談を一気に紹介。
Photoshopを使った職業体験談を一気に紹介します。始めは辛い社会人生活でしたが、そこで得られた経験がその後の業務にすごく貢献できたことを紹介している体験談です。是非参考にして下さい。

ECコンサル業って、実は入り口はすごく広く、契約社員の方もたくさんいらっしゃいます。

ただ、契約社員だと年収が圧倒的に低いため、今後のキャリア形成を考えるのであれば正社員登用を前提としてECコンサル業を目指すことをお勧めします。

また、入社前から次の転職も視野に入れて入社したほうが良いと思います。

あまりお勧めしないのはせっかくECコンサルティング営業をしたのに、転職時にも前職と同じ仕事に戻ることです。

シンプルに時間の無駄です。

それでしたら、コンサル業をして知り合ったメーカーや企業様のマーケティング部や営業を目指していった方が良いかと思います。

正直なところ、ECサイトコンサル業は、商品やニーズの切り替りがとっても早いので、終身雇用として長く勤めていく自身は私にはありません。

 

ECサイトのコンサルタント営業をオススメする3つの理由

1つ目は、EC業界を目指す上でオススメしたいことの1点目はEC業界自体が世界的に伸びしろがあるということです。

今回のコロナ禍でも各業界と逆行する形で、かなり需要が伸びました。

また、国内のEC化率も年々上昇しているため、今後も廃れること可能性が低い業界だと言えます。

 

2つ目は、ECコンサルティング営業の場合、募集の際に学歴不問なことが多いので、文字通り実績と素養と運があれば年収を引き上げることが可能です。

つまりは出世しやすい業界で、私の周りでも中卒で幹部にのし上がった同僚もいます。

個人的には一発逆転も狙える仕事だと感じました。

 

3点目については数字に強くなることです。

単なる営業トークだけではなく、しっかりと分析したうえで根拠のある説明が必要となる為、自ずと数字分析が強くなりました。

日常生活でも逆算思考が身に付いてしまう仕事だと思っています。

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