今回は、単純な文字や被写体、物体に影を付けるだけで少しカッコ良く、立体的に見せる方法を紹介します。
まず初めに、Photoshop機能のレイヤースタイルで文字に厚みを出してから、影をブラシで作っていくので、初心者の方でもすぐに真似出来る方法です。
注意点は、レイヤー分けをして何度でもやり直しができるようにしておくことです。
では、紹介します！
元となる文字をベベルとエンボスで厚みを追加
これはPhotoshopのレイヤースタイルで、ちょっとだけ厚み感のある文字に変更する方法です。この文字を使い、影を付けて立体的にしていこうと思います。
文字の下にブラシで影を付けて宙に浮いてる感を出す方法
たったこれだけで、なんだか文字が立体的に宙に浮いているように見えませんか？
これは、新規レイヤーを1つ作り、『立体的』という文字の少し離れた下に、ブラシでぼんやりと影っぽく書いただけです。
影がくっきりしてしまうようでしたら、不透明度を下げたり、流量を下げるとうっすらと書けるので、是非試してみてください。
次行きます。
Photoshopで文字に下に影を付けて中に浮いてる様子
次は、文字をハサミで切ったように分割して、境目に影を追加した方法です。
まずこの場合は、『立体的』という文字を分割する必要があります。
文字をハサミで切ったようにする方法
はじめに多角形選択ツールで、上記のような任意の形で選択範囲を作ります。
選択範囲が出来たら、レイヤーマスクのアイコン
をクリックして、選択範囲の外が見えないようにします。
レイヤーマスクが出来てら、そのレイヤーをコピペして、マスクの範囲を白黒反転させます。
マスクの範囲を反転させるのは、
Ctrl＋I で白黒反転します。
コピーした文字レイヤーのどちらかを少し移動
コピペしたレイヤーのどちらかを少しずらして、隙間が切れているようにします。
あとはこの隙間のところにブラシツールで影を追加したのが、先ほどの画像です。
影を追加すると、すごく立体的に見てると思います。
でもさー。マウスだと真っすぐ線を引けないのと、影の感じがちょっとちがうんだけど、そこをもう少しおしえてよ。
という問題点にぶつかると思いますので、
線を真っすぐ引く方法と、影の境界線をクッキリさせる方法について紹介します。
影を真っすぐ入れる時の方法
影となる黒い線を真っすぐ引きたい時は、
- ブラシに持ち替え、色を選択。
- Aのポイントで、マウス左ボタンを1回クリック。
- Bのポイントへカーソルを移動して、Shiftを押しながら、マウス左ボタンをクリック。
すると、A⇒Bへまっすぐな線が引けます。
これで奇麗で真っすぐな線が描けたともいます。
次は、影の境界線をクッキリとさせる方法を紹介します。
影の境界線をクッキリさせる方法
次はこのように影に境界線をクッキリとさせる方法です。
この様に影にクッキリとさせた境界線をいれると、立体感を出す方法として便利なので、是非覚えてください。
使うのは、先ほど文字を上と下に切った時のこの点線の選択範囲を使います。
影の元となる線を先に引いておきます。
先のどのこちらです。
線が引けたら、文字を分割した時の選択範囲だけを表示させます。
選択範囲を表示させる方法は次のようになります。
レイヤーは表示、非表示どちらでも構いません（黄色矢印：今回は非表示にしてます。）が、その時にレイヤーマスクを作った時のサムネイル（赤矢印）のところを
Ctrl＋左クリック
すると、影の上に選択範囲が表示されます。
この様にそのレイヤーは非表示でも、選択範囲だけが点線で表示されると思います。
この状態にして、再び影レイヤーを選択してれ、
レイヤーマスクをかけます。すると、
この様に影が先ほどの選択範囲でトリミングされたました。
それでは、文字を表示させてみましょう。
なんか影が変じゃない？
確かに。
きっとトリムする方を逆にしてしまったのでしょう。こんな時は、次のようにして影をトリムする向きを変えます。
レイヤーマスクをかけたサムネイルのところを左クリックで選択し、
Ctrl＋I を押すことで、トリム・非トリムの範囲を逆転させます。
これで無事に影が良い感じになりました。
Photoshopの影で立体的に見せるまとめ
今回は、モノが浮いているように見せる為に、
- ブラシで影を付ける
- 選択範囲を作りカット＆境界線へ影を付ける
これら二つの方法で立体感を出してみました。
ちょっとした立体感は影を追加するだけで簡単なので、是非試して下さい。
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