今回は、転職をして心身ともに健全な状態を取り戻した、20代後半男性の転職体験談を紹介します。
元は広告代理店勤務、その後ヘルプデスク業務の会社へ転職してプライベートも充実しているそうです。
転職活動の一つとしてご覧ください。
激務だった広告代理店時代
私の前職は、広告代理店の営業です。
営業という肩書で、実際は校正業務しかやらせてもらえませんでした。
新卒入社してから3年間、スーパーマーケットの折り込みチラシの作成をメインとしていました。
仕事内容としましては、デザイナーから上がってきた紙面を確認したり、誤字脱字などがないかマーカーなどを用いてチェックするのがほとんどです。
店舗からの要望と、デザイナーからの仕上がり、先輩営業が集めてきた文章など全てが揃ってチラシが出来上がります。
折り込みチラシの場合、特にSALEや特売日など案件を手掛けてから印刷までの納期は非常に短く、遅れるわけには絶対にいきません。
その為、僕のような校正業務となると、正確さとスピードが常に必要な業務内容でした。
版下データとして印刷会社へ送付するのは、いつも納期ギリギリの数時間前というのが日常茶飯事だったので、僕にとっては激務そのものでした。
ヘルプデスクの仕事へ転職して太った!?
激務ななか3年間頑張ってというか、あっという間に時が過ぎてしまいましたが、休日を利用して『ヘルプデスクの会社』へ転職することに成功しました。
転職後は今までの数時間単位の納期などは当然なく、ノルマもない為ストレスが限りなく0になりました。
そして、何より転職後の一番の変化は体重の変化です。
私は男で身長170cmほどなのですが、前職では体重が55kgでした。ところが転職後は、平均体重である65kgまで体重が増えました。
広告代理店の時は、会社内でコンビニ弁当やカップラーメンを片手に深夜まで残業。1日5食たべてた時もありましたが、それでも太ることはありませんでした。
ところが、現在は1日3食規則正しく食べているのですが、転職して1年2ヵ月で10kg増の平均体重に戻りました。
ストレス度の違いなのかな?と思ってます。
転職理由は将来性の不安とその理由
営業職として入社したにも関わらず、仕事内容が延々と紙面の校正とチェックで面白さを感じなかったことは転職を決めた一番の理由です。
僕は営業職のスキルを身に着け、コミュニケーション能力などを磨きたかったのです。
ところが、3年間同じような業務しかさせてもらえず、今後も同様な仕事内容だと周りの上司から言われたので、転職を決意しました。
また、もう一つの理由として、
ワークライフバランスが取れていないことです。
広告代理店なので仕方ないのですが、毎回納期の日ギリギリになると遅くまで残業を強いられるという職場でした。
私はタクシーで帰るのが嫌な為、終電まで仕事をし次の日始発で出社していました。
そんな日が毎週2回以上は必ず起きるので、プライベートと仕事のバランスが取れなかったのも転職を考えた理由です。
転職時に一番気にしたこと
私はワークライフバランスを特に重点としました。
募集要項で第一に確認をするのは、月の残業時間です。残業時間が月20時間以上の企業はその時点で切っていました。
個人的な考えですが、仕事においてもっともストレスを感じたことは、日々のプライベートを仕事に侵食されることでした。
そのため、第一に残業時間を意識しました。
自分自身のプライベートにかけたい時間と、仕事にかける時間を調整できる企業に入るためにも残業時間がとにかく少ないところを優先的に選んでいきました。
転職してから実際に感じたこと
まず今度転職した会社は、残業時間が限りなく0なのでプライベートもしっかり充実できています。
また、終電で帰ることなど今は一度もなく、残業を強要されることもないので、自分の1日の業務が終わればすぐに上がれるという環境です。
そのかいあってか、体も心も落ち着けております。
正直転職しなければよかった。と思ったこと一度もありません。
以前の職場にまだいたら、おそらく心身共に病気になっていたと思います。今の職場は定年まで永遠に続けていける自信があります。
その自信の根幹となっているのは、やはりワークライフバランスです。例え嫌なことがあったとしても定時に帰れるので家に帰って好きなことをしてリフレッシュできます。
また、友人と仕事帰りにそのまま遊びに行ったり、飲みに行ってストレスを発散することも出来ます。
私にとって、自由な時間を確保できるようになったことが転職をして、もっともよかった点だと思います。
これから転職を考えている人へ向けて伝えたいこと
私が仕事をするうえで最も大切に思うことは、身体を健全に保ちながら仕事をするということです。
仕事をしていくには自分の身体が資本なわけですから、身体を壊さないようにすることが最も長続きする要因ではないでしょうか?
仮に残業時間が長くても、上司や同僚との人間関係がよかったり、仕事の内容が自分にとって楽しいものならそれはそれで仕事は続けていけると思います。
もし自分の身体に負荷がかかるような業務内容や精神的に病んでしまいそうな職場、またそれらを発散することもできないようでしたら、我慢せず転職をするべきだと私は思います。
よく仕事は3年は続けた方が良い。
などと言いますが、自分にとってプラスにならない、むしろマイナスになるような会社であれば今すぐにでも転職をすることをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回教えてくれた元広告代理店勤務で、現在ヘルプデスクのお仕事をしている彼はまだ20代。
もしこの内容を30代、40代、それ以上の方が読んでいたら、まだ若いからね。
と思うかもしれません。
しかし、今から10年、20年、30年前の時代とは働き方も大きく変わりました。仕事量に対する価値観(給料や福利厚生、やりがい)も時代の変化で変わってきてることでしょう。
彼が転職して良かったという体験談が、今後転職を考えている人の気持ちに少しでも変化を与えてくれたら幸いです。
次のような転職体験談、同じ業界だけど更なる上を目指した人のお話しも合わせてどうぞ。
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